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「キンプリ」の続きの物語が作られるために必要なことと菱田正和監督の想い

この記事は「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」の視聴を前提としています


先日開催された『劇場版「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」プリズムエリートの二次会』で番組の最後に菱田正和監督から爆弾発言とも言える発言がありました。



この発言から菱田監督が考えている「キンプリ」というのコンテンツのこれまでと現状と未来について考えていきたいと思います。

※以下の内容はスタッフの発言をベースとした完全な個人的見解です。

KING OF PRISMシリーズの目的

まずKING OF PRISMシリーズが何故制作されたかについてから考えていきます。これについては過去のスタッフの発言にあるとおり「プリティーリズムとはこんなにも面白い作品なんだってことを世間に知ってもらう」ということだと思います。つまりもともと知名度が高いとはいえなかったプリティーリズムシリーズを世間にもっと知ってもらいたいという一心で作られた作品が「キンプリ」なわけです。
これを実現するために菱田監督は「キンプリ2部作構想」を考えました。この構想は物語の中身とは別に存在する作品のコンセプトです。
まず1作目「KING OF PRISM by PrettyRhythm」ではプリズムショーの面白さに絞った作品制作が行われました。この作品の目的は知らない人でもプリズムショーを好きになってもらうということで知らない人でも見終わったらプリズムショーはなんて素晴らしいんだ!となれる、そんな作品です。なので物語も第1話的作りでプリティーリズムを知らない人でも気軽に見れるような作りになっています。一方で過去のプリティーリズムシリーズの要であった物語の要素はオミットされている部分が多くプリティーリズムシリーズとはまた少し違うプリズムショーエンターテイメント作品というような側面があります。

そして2作目「キンプラ」では前作でオミットされたプリティーリズムの要素の多くを復活させました。これは1作目がプリズムショーの面白さに焦点を当てたのに対して2作目はプリティーリズムの物語の面白さに焦点を当ててることを意味します。もちろんプリズムショー自体は大きくパワーアップしていますが前作比でストーリー要素が大幅に強化されているので短い尺ながらもプリティーリズムの要素がぎゅっと凝縮された作品となりました。これにより1作目で入ってきてプリズムショー面白い!となった人にもストーリーの面白さをより知ってもらいたいというのが目的です。

応援上映について

「キンプリ」では応援上映に特化した作品制作が行われました。「キンプリ」は応援上映で見ることを前提としてるシーンが数多く存在していて作品を全く知らない人でも作品自体をアトラクションとして楽しめるように作られています。これがうまい具合にバズってくれたことで結果として世間でのプリズムショーの認知度はぐっと上がり「キンプリ」は作品的にも成功し続編制作へと繋がりました。コレ自体は大成功と言っていいでしょう。
一方で世間で「キンプリ=応援上映の作品」というような印象が出来てしまったのも事実です。理想としては作品がまずあってその先に応援上映があるという形なのですが応援上映が前に出すぎてしまった感じはあります。このイメージは「キンプリ」のような作品ならいいですが重いストーリーが増えていけば行くほどに邪魔になっていきます。


菱田監督がやりたいこと

二次会のコメントで監督は「キンプラ」の先を描くならとてもヘビーでハードな物語が待っていることを示唆しています。これは同時に「キンプラ」の先にある作品を制作するならまず応援上映ありきの風潮からの脱却をしなくてはいけないことを意味しています。監督がほんとうに作りたいのはTVアニメ「プリティーリズム」シリーズのように毎回毎回の積み重ねが大きい連続した物語のある作品であって応援上映で盛り上がる60分くらいの作品ではないということです。前作がああいうバズり方をした時点で菱田監督は「そういう作品」しか作らせてもらえなくなることに対してある種の警戒感があったんじゃないかと思います。なので「キンプラ」は前作でバズった要素を残しつつも応援上映をあまり意識せず物語の面白さを最重要視した作りとなっています。こうすることで世間の風潮が「キンプラ=応援上映とか関係なく面白い作品」となることで今後自分の本当に作りたい作品が作れるだけの土壌が形成できるからです。

作品の媒体と尺について

「キンプラ」は「キンプリ」の世間での受け入れられ方ありきで続編制作が決まったのでエイベックスから与えられた条件は「60分で作れ」でした。これは予算とかスケジュール以上に応援上映を前提に考えた場合2時間だと長過ぎるということありきなのではないかと思います。これはプリティーリズムのような壮大な物語を作るには到底難しい尺で、結果として尺は69分になり監督はその分密度がすごく無駄なものがない作品になったと言っていますが本当はもっと「キンプリ」完結編で描きたい内容はもっと多かったはずだと思います。しかしその尺の中でもなんとか物語を描ききるということに成功しました。これはひとえに菱田監督の天才性によるものだと思います。しかしそれと同時に「本当はもっと長い尺で物語を描きたいんだよ!!」という心の叫びも感じ取れました。
つまり「キンプラ」の続きの物語を描く作品は60分尺の劇場作品じゃダメなんだということです。菱田監督が描きたい次世代組の物語は到底そんな尺で入るようなものじゃないし応援上映ありきの作りでもないということです。なので「監督が本当にやりたい続編」のためには前作のような応援上映でバズるような受け入れられ方じゃダメでもっと物語方面でフューチャーされなくてはいけないのです。

結論

「キンプラ」がストーリーがめっちゃ面白い、ふざけてない真剣な作品だという風潮が確立されればそれが企画の決定権をもつ偉い人にもつたわり60分劇場作品以外の媒体での続編企画が通る可能性がぐっと上がるのではないかと思います。「キンプリ」のときは1人でも多くにこの作品を知ってもらう、そのことがコンテンツを未来へと繋げる一番大事なことでした。そうしないと当然次の企画が通らないからです。一方で「キンプラ」は現時点で一定の興行収入を記録しています。エイベックスがどの程度の興行収入を想定しているかわかりませんが今我々が一番しなくてはいけないことは認知度を上げてくことより「応援上映ありきという風潮からの完全脱却」なのではないでしょうか。それが本当の続編制作のために一番大事だということが監督の発言でわかったからです。応援上映に行くなということでもないのですが客入りが通常>応援となればエイベックス側の認識も変わると思います。前作と同じ状況にあるわけではないんだということを念頭に置いて立ち回ることが必要だと思います。
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話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選

これをやらずして1年を終わることは出来ない!ということで2016年版です

ルール
・2016年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

ヘボット! 第6話「激走!ボキャバトルレース」
脚本:岡篤志 
絵コンテ・演出:鈴木勇士 
作画監督:石川恵理、山口光紀
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この回って必ずしもヘボットらしさが全開の話ではないと思うんですよ。ヘボットって監督コンテ回筆頭に小ネタや展開に脈がなさすぎて何が何やらって感じで映像としてはすごい見にくい(それが魅力でもある)回が多いと思うんですけどこの回はすごい見やすい映像になってるんです。そういう回は他にもあるけどこの回はとにかく楽しい!!! 小ネタパロネタが凄く濃いのにそれと内容の理解がしっかり両立できてる!このバランスを作るのって絶対難しいですよ。印象としては「ぱにぽにだっしゅ!」の特にカオスな回に近いですかね(ちなみにヘボットを見たこと無いけど見てみたいって人は1話より先に6話見たほうがいいと思います 1話から見るよりわかると思うw)

響け!ユーフォニアム2 第5話「きせきのハーモニー」
脚本:花田十輝 
絵コンテ:三好一郎、石原立也 
演出:三好一郎 
作画監督:明見裕子、角田有希 
楽器作監:髙橋博行
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毎回毎回すさまじいものを見せてくれるユーフォ2ですがその中でも自分は関西大会回の5話を推したいと思います。この回は言うまでもなく物量が半端ないですよね!約7分ある曲の演奏を一切の妥協もなく美しく完璧に描ききる...まさしく「京アニクオリティ」ってやつを見せつけられた回なんじゃないでしょうか。こんなアニメ京アニ以外のどこも作れないんじゃないですかね、京アニの現場の熱意と技術力とスケジュール管理能力が生んだ最高の映像だと思います。

PHANTASY STAR ONLINE 2 THE ANIMATION Quest3「ロールプレイ」
脚本:渡邊大輔
絵コンテ・演出・作画監督:菊池聡延 
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PSO2アニメのインターネット世界と現実世界の二面性のギミックをとても上手に使っててこのアニメらしい正統派だけど歪んだ面白さがしっかり出てるのはこの3話かなあと。ネトゲで荒らしてたら主人公に本名バラされて引きこもるってギャグとしても成立するような展開だと思うけどその展開からちゃんとハートウォームなイイハナシ展開に持っていくのがこれが凄くいいんですよ。この回の内容まんまプリパラに置き換えても成立しますよ。いやほんといい作品でしたPSO2、あと会長も可愛かったですねこの回。

この美術部には問題がある! 第8話 「秘密の部屋」「れっつ とれじゃーはんと!」
脚本:荒川稔久
絵コンテ:及川啓
演出:池端隆史
作画監督:阿部智之
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この回は純粋に「最高」って感じですかね。多くは語り(れ)ません。 みんな最高にかわいいし最高に楽しい。前半も後半も最高。(語彙力不足)

かみさまみならい ヒミツのここたま 第48回 「ドキドキ!こころの誕生日」
脚本:笹野恵
絵コンテ 演出:西田健一
作画監督:佐藤陵、秋元勇一
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みんなここたまを害獣だクズだ疫病神だ言うけどねえ、ここたまってめっちゃかわいいんですよ!愛すべき存在なんですよ!それがわからないやつはじっくりこの回を見ろ!分かるはずだから!ということでここたまのメインキャラ総登場でみんなが頑張っているこの回をチョイス。
ここたまの笹野恵さん脚本回はここたまが純粋無垢で頑張ってるのが伝わってくる回が多いので好きです。特にこの話はここたまたちの頑張りが凄く良くてねえ、最後にはマジ泣けるんすよ.....

プリパラ 第87話「語尾の果て」
脚本:ふでやすかずゆき
絵コンテ・演出:渡辺健一郎
作画監修:本多恵美、斉藤里枝
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プリパラはギャグに振り切れた回を選ぶかシリアスなストーリーが良い回を選ぶかで悩ましいですが今年はこの回を選びます。この回は構成が凄くおしゃれで「Love friend style」のギミックとか最高に鮮やかでカッコいいですよね。挿入歌およびED前のコジマジック(サウンドミキサーの小島信人氏による神がかった楽曲編集)にも要注目です。ギャグ回担当かと思ったらこういうガンギマリ回書いてきやがるからやっぱプリパラの脚本にふでやすかずゆき先生の存在は必要不可欠ですね!

初恋モンスター 第12話 「ラブノーマル×アブノーマル」
脚本:赤尾でこ
絵コンテ:稲垣隆行
演出:牧野友映
作画監督: 木村友美、石川洋一、浅井昭人、ウクレレ善似郎、佐藤このみ、簾畑由実
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稲垣隆行監督は天才ですね!!!!史上初のキンプリパロディをやった回!史上初の堀江由衣にうんこちんこをひたすら連呼させた回!よくもまあ最後の最後にアニメオリジナルでここまでひたすらトチ狂った意味不明な回を作ってきやがったな!!!これだから稲垣隆行信者はやめられないぜ!(タイムボカン24も楽しく見てます)

アイカツスターズ! 第25話 「ブロードウェイ☆ドリーム」
脚本:柿原優子
絵コンテ・演出:安藤尚也
作画監督:鈴木萌、宮谷里沙
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アイカツスターズは30話とか35話とかもなかなかキマってて凄く良いんですが1つ選ぶならあえてメインストーリーとはちょっと離れてる(けど重要回)この回を。この回は何と言っても安藤尚也さんの演出力が凄い!ショーシーンはまじか!?と唸るほどのクオリティで最初から最後までキャラが動き込みですごくかわいいし他もめちゃくちゃ丁寧に作られているなと感じた回です。「キャラクターのシルエットの動きを強く意識した演出」という京極尚彦監督のポリシーを安藤尚也さんは間違いなく受け継いでいますね。彼は必ず将来大物になるんじゃないかと期待しています!

はんだくん 第5話 「半田くんと生徒会」「半田くんと記憶喪失」
脚本:國澤真理子
絵コンテ・演出・作画監督・原画:清水空翔
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はんだくんは毎回すごく安定した面白さを持つ作品だったのであんまこの企画向きじゃないかなーって感じだったけど清水空翔さん1人コンテ演出作監原画(2原込み)の回は作画演出ともに中々見ごたえがあったんじゃないかなと思います。
作画メインでほとんど演出やらない人のコンテ演出回としてはギャグのテンポが凄くうまかったのが印象的です ガーリッシュナンバーのOPもいいしこの人もっと演出やってほしいな

この素晴らしい世界に祝福を! 第9話 「この素晴らしい店に祝福を!」
脚本:朱白あおい
絵コンテ:亜嵐墨石(稲垣隆行)
演出:久保太郎
総作画監督:菊田幸一
作画監督:中澤勇一 木下ゆうき 清水勝祐
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やっぱこのすばと言えばこの回じゃないですかね!?キャラデザ菊田さんが総作監として全カットに修正入れてる頭おかしい回wなのに絵柄は一番キャラデザからかけ離れてる矛盾。この回のコンテを稲垣監督が切ってるのがまた面白いんですよねえ この映像のどこまでが稲垣監督のコンテにあってどこからが菊田さんのフェチズムなのかが知りたいですw

今年1年、特に後半は大ヒット劇場アニメがたくさん出てきた一方でTVアニメ産業の崩壊とも言える現象が目立ってたという印象があります。もちろん面白い作品はあるのですが本数の増加によるアニメーター不足、更には準備期間不足も相まってスケジュール圧迫、それによる作監大量投入や最悪の場合放送延期... 元々一部の作品ではあったのですが今年はそういう作品が特に増えてきちゃったなという印象です。いち視聴者としてはもっと1本1本丁寧に作って欲しいなという思いが強いのですがこの傾向はすぐ改善するわけでもなさそうで難しい問題です...来年1年アニメ業界に幸あれ、ということで良いお年を。来年も様々な作品を期待したいと思います。

tag : 話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選

アニメ「初恋モンスター」メインスタッフ紹介・解説

みなさんこんにちは。今年も5月になって早くも夏アニメに関する情報が色々出てきましたね。
その中でつい最近初恋モンスターという作品のアニメスタッフの詳細が発表されたんですけどこれがとにかく凄い!!まあ凄いと言っても何が凄いんだよって言われると思うのでここではこの作品に揃っているレジェンドな方々の中でも特に気になった一部の方を紹介したいと思います。
キービジュ

その前に初恋モンスターの原作について軽く紹介します。初恋モンスター日吉丸晃さんによる少女?漫画で一昔前には
「で...俺 小学生だけどどうする?」で話題にもなった漫画です。
原作

一応ジャンルとしては少女漫画で意外とちゃんとラブコメもしてるんですが 全てが全て斜め上!な作品です。直球のギャグ漫画ではないけど明らかに狙って読者を笑わせに来てるレベルの高いタイプの作品です。 イケメン高身長小学生ってだけで面白いですけどそれ以外にも様々な形で読者をぶん殴ってくれます(笑)

さてアニメスタッフ紹介に入ります。
初恋スタッフ
http://hatsukoimonster.jp/staff/

まず監督は稲垣隆行監督!個人的には紹介するまでもないでしょ!って感じですが僕が神と崇拝する監督さんです。
代表作に「ジュエルペットサンシャイン」「聖剣使いの禁呪詠唱」などなど、とにかく視聴者を楽しませようと様々な方角からギミックを仕掛けてきて、心の底から面白い!と思えるような作品を作ってくれる方です。監督作は様々なアイディアに溢れていて毎回「そう来るか!」と予想できないようなこともしてきたりします。ギャグ作品が得意で金崎貴臣監督に言わせれば「ギャグアニメの鬼才」だそうですがただふざけるだけじゃなくシリアスや恋愛展開などのメインストーリーの下地がしっかりしたうえで様々な遊び心を入れるのが上手い方だと思います。

シリーズ構成は金杉弘子さん。「ジュエルペットサンシャイン」を筆頭としたジュエルペットシリーズの常連脚本家で現在は「プリパラ」にも参加しています。金杉さんはどちらかと言うと実写畑のライターさんでアニメ作品の参加は多くないのですが、アニメ作品ではかなりぶっ飛んだ脚本を書くライターさんです。ジュエルペットサンシャインでは第7話「サンクスジュエルデーにイェイッ!」に度肝を抜かれた方も多いのではないでしょうか。サンシャインでは数多くの重要回を担当し以後のジュエルペットシリーズ、プリパラでも数多くの冴えた回を担当されている方です。
稲垣監督と金杉さんはちょっと特殊な結びつきがあり、ジュエルペットサンシャイン以降も監督作ではない「きら☆デコッ」「ハッピネス」「レディジュエル」「プリパラ」などでも金杉弘子脚本・稲垣隆行絵コンテ回という組み合わせがあったりします。中には稲垣監督絵コンテ回がほとんど無い作品もあり、制作側も狙ってこの2人を組み合わせてるんじゃないかと僕は思ってますwそれだけこの2人は相性が良い方ということではないのかなと。
サブの脚本家は3名います。
あおしまたかしさんは比較的女児アニメ系ライターが多い中では数少ない深夜アニメメインのライターさんですね。太田雅彦監督作の常連で悪ふざけギャグがとても得意という印象があります。稲垣監督作の「のうコメ」の担当回はどれも面白かったです。
大場小ゆりさんは桜井弘明監督の旦那さんでこの方もギャグが得意という印象です。現在は「プリパラ」で活躍中。マイメロ、プリパラの森脇監督曰く「大場さんは3割バッター、でも場外ホームランを打つのよ!大場さんは3割バッター、でも場外ホームランを打つのよ!」だそうです。(マイメロブログより)「ジュエルペットきら☆デコッ」のサンマ村回の印象が強いですかね(笑)。
赤尾でこさんは三重野瞳名義で作詞や歌手としての活動もされてるちょっと異色のライターさんで作風の幅は結構広い方という印象です。「プリティーリズム」のシリーズ構成や作中挿入歌の作詞などでも印象に残っている方です。最近だと「ここたま」も。
この中で赤尾でこさんと大場小ゆりさんは稲垣監督作品は初参加で、一体どんな化学反応が見られるかとても楽しみですね。

また、音響監督も稲垣隆行監督が担当されています。「聖剣使いの禁呪詠唱」以降稲垣監督は自分で音響監督をやる作品が多く、これで3作品目です。稲垣監督は昔から監督作に対する音響へのこだわりがとても強く、「ジュエルペットサンシャイン」の原曲挿入歌など、インパクトの強い音響演出も多いです。「聖剣使いの禁呪詠唱」ではメインテーマ筆頭とした熱いBGMの使い方、ギャグシーンにおける選曲の仕方など音響的見どころがとても大きい作品となっていました。
劇伴担当は坂部剛さん。「帰宅部活動記録」「聖剣使いの禁呪詠唱」などでも活躍していて僕は大好きな作曲家さんです。音楽についてはそこまで詳しくないのですが、「World Break -Main theme-」などに代表されるようにとてもメリハリある強いメロディーの曲が多く、劇伴を活かした演出の多い稲垣アニメとの相性は最高にいい方だと思っています。
この他にも素晴らしいスタッフの方たちが揃っていて、僕はもうこの作品が楽しみで楽しみで仕方ないです。みなさんもよかったらぜひこの作品に注目してみてください!!

話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選

いろいろ忙しいので簡易版です

聖剣使いの禁呪詠唱 4話 「白騎士強襲-The Silver Knight-」 
脚本:井上美緒 絵コンテ:平田智浩 演出:のりみそのみ
この1話の中に詰まった圧倒的密度の濃さ 笑えて感動できて燃えるエンターテイメントの真髄 何から何まで最高
 
響け!ユーフォニアム 8話 「おまつりトライアングル」 
脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:藤田春香
とにかくずっと綺麗で表現がすごい 見ててゾクゾクする感じがたまらんのよ 藤田春香さんは京アニで今一番注目の新人

プリパラ 33話 「みれぃ、ぷりやめるってよ」 
脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:ワタナベシンイチ 演出:小林浩輔
ある意味1つの話数を選ぶのが凄い難しいタイトルだけどこれで ふでやすかずゆき脚本ってなんだろうって改めて考えるきっかけにもなった話(笑)ぷりのままで!ぷりのままで!
  
城下町のダンデライオン 4話 「王女のスカート 謎の生徒会長」 
脚本:高山カツヒコ 絵コンテ・演出:本南宗吾郎
この話ってスタジオコメットの若手加藤壮さんが作監なんだけどAパートの脚の作画とかめっちゃ凄いことになってるの!!Bパートもフェチズム的カットがあり「健全エロス」的なのを強く感じる回 話も楽しい

ハッカドール THE あにめ〜しょん 7話「KUROBAKO」 
脚本:佐藤裕 絵コンテ・演出:荒井和人
SHIROBAKOがアニメ業界をとことんポジティブに描いてるならこっちはとことんネガティブに描いてる話 制作者の皮肉も入りつつちゃんと視聴者が楽しめるギャグになってるのが凄いところかな~って

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件 10話 「前から気になっていたんだけど、ゲッツってなんなの?」 
脚本:下山健人 絵コンテ・演出:丸山由太
ひたすらパワー系としか言えない力強さがある回 なんかもう全てがずるい

おそ松さん 7話 「トド松と5人の悪魔 北へ」 
脚本:松原秀 絵コンテ:長屋誠一郎、藤田陽一 演出:長屋誠一郎
どれか1つってならこれなのかな~って Aパートはこの作品のコントらしさ全開で楽しい Bはサイレントシュールギャグをやりつついい雰囲気のロードムービーをやってる意欲作 こっちが凄いんだよこっちが オムニバス作品の幅広さゆえに出来る話

ジュエルペットマジカルチェンジ 18話 「マジカルスタンプラリー インカン帝国の逆襲」 
脚本:竹内利光 絵コンテ:近藤信宏 演出:渡辺正彦
AB話は別なんだけど繋がってて展開がひたすら斜め上(笑) マジカルチェンジは1つの話に絞れないハイレベルさがある

SHOW BY ROCK!! 12話 「青春はNon-Stop!」 
脚本:待田堂子 絵コンテ:池添隆博 演出:山岸大悟、池添隆博
サンリオが作る深夜アニメってこういうことなんだなあってのがしっくり来た最終話 作画もCGもフルスロットルで制作者の情熱が強く強く伝わってくる話でしたね 2期も期待してます!

美男高校地球防衛部LOVE! 9話 「愛はプライドより強し」 
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:木村泰大
話が終始一貫してくだらなくていい あんまBLネタ的なのは好きってわけでもないからこういうノリの回が一番楽しめたかな~ やっぱディオメディアはコメディ路線のタイトルが相性いいよねって感じた それはそうとこの話のコンテ演出を手がけてる木村泰大さんの初監督作が春アニメにありそれが今は楽しみです。 

話数単位で選ぶ、2014年TVアニメ10選

毎年恒例?2014年に放送されたアニメの中でこれはすごい!というエピソードを10個選ばせていただきました。

ルール
・2014年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。


・そにアニ -SUPER SONICO THE ANIMATION- 第7話 『スターレイン』
脚本:黒田洋介 絵コンテ・演出:中山奈緒美 作画監督:木宮亮介
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この話抜きにして2014年のアニメ語れるんですか!?ってほどには飛び抜けて最高なお話。何が飛び出してくるか分からないオムニバス形式のこの作品、前の6話のゾンビ回で笑わしてもらった後予告で数カット見ただけでうおお!?ってなって全裸待機してましたけど予想を大きく上回るものでしたよ 「一人旅」を題材に描く圧倒的穏やかで平和な空気感、田舎のまったりした雰囲気などなどアニメでここまで描けるのか!?!?と感銘を受けて終わった後数十分放心状態ですよ。最初から最後まですごく綺麗、善しかない世界、優しい気持ちになれる人との一期一会、そしてラストに構える壮大な景色、何もかもが美しい。 この話だけでも機会があったら見てみてください。 

・ハナヤマタ 第4話 『プリンセス・プリンセス』
脚本:吉田玲子 絵コンテ:佐山聖子 演出:斉藤啓也 作画監督:菊池陽介 大川美穂子
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 タミお姉ちゃん回ですね。このアニメはとにかく絵が綺麗で綺麗でずるいんですよ。日常シーンを丁寧に描いていきながらキャラクターの葛藤や成長を上手く描けててそのバランスがいいですね。このキャラクターの成長のプロセスはプリティーリズムに通じるところがあるような気がするんですがあの作品の4クール故の良さを1クールにコンパクトに落としているのがすばらしい。んでこの話は簡単に書くとよさこい部にタミお姉ちゃんが入る話なんですけど序盤でなるのタミお姉ちゃんのイメージシーンから入る導入から最後にはなるの大胆な雨の中の告白で救われるわけですが最後のシーンの演出が最高にいいんですよね 見ててリアルに泣きそうになっちゃったよまじで

・ラブライブ!第2期 第1話 『もう一度ラブライブ! 』
脚本:花田十輝 京極尚彦 絵コンテ:京極尚彦 演出:綿田慎也 作画監督:アミサキリョウコ 鎌田祐輔 輿石暁
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一旦は部活動としてのμ'sの活動を諦めたメンバー、しかし無事再スタートを切った1期最終回、そんな2期の再スタートで一体2期はどうなるの!?と期待と不安が半々だった放送前 けどそんな不安も開始早々のミュージカル展開ですべてが吹っ飛んであ、これは間違いなく大丈夫だ!って気分にさせられました。ご都合主義的にもう一度ラブライブ!となるんですが単純にじゃあまたがんばろう!とならないのがこの作品 一旦穂乃果の出なくていいんじゃない?発言を経てからなんやかんやあっての再スタート! 雨、やめーー!のあたりの演出がすごい好き 文字に起こすと何やってんの?こいつらって感じだけどアニメとしてみると凄く感動的 アニメの持つ映像のパワーとはまさにこの事!

・ジュエルペットハッピネス 第52話 『笑い合ったらハッピネス!』
脚本:金杉弘子 絵コンテ・演出:桜井弘明 作画監督:小田嶋瞳 宮川知子
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1年で完結するアニメの最終回なんてどうやっても良い最終回になっちゃうからずるいんだけどこの話はお見事でした!Aパートでラスボス戦的なものをこの作品のテーマ「ハッピネス」と重ねて丸く解決してBパートはちょっとした後日談的な感じ 特に特別な事件が起こるでもなく、イケメンがジュエルペットに転生するでもなく(笑)丸く、そしてとても鮮やかに楽しかったこの作品を締めてくれてとても気分がいい最終回でした。小ネタも多くてみんなイキイキした大団円。ジュエルペットハッピネスやっぱ最高だね!

・人生相談テレビアニメーション「人生」 第9話『却下』
脚本:大知慶一郎 絵コンテ:伴山人 演出:嵯峨敏 作画監督:川島尚 山本篤史
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このアニメは鈴木いくみがめちゃくちゃかわいくて他のキャラのかわいいからそれだけでずるいんですよね。そんなそれぞれのキャラの魅力、作画の質の高さ、シナリオの楽しさがうま~い具合に配合して最高of最高な感じの話になってるのがこの話なわけですよ!!しょうもなく笑えるパロネタあり、ドスケベなえろいシーンあり、純粋にキャラがかわいいシーンあり、何から何まで最高ですね、最高。人生最高。

・暴れん坊力士!!松太郎 第19話 『大暴れ、結婚式 』
脚本:浦沢義雄 絵コンテ・演出:勝間田具治 作画監督:鰐淵和彦
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 松太郎は帰郷回がすごくバッチリ決まっててアレにしようか迷ったんですがあえて松太郎のこの作品みんなどうしようもないクズだな!ってことを描いたこの話で。後半の結婚式の収集のつかなくなってるキチガイ展開にはひたすら笑うしかない。浦沢御大×勝間田御大とおじいちゃんコンビだけど全く衰えを見せないキレッキレの脚本に演出はさすがベテランの風格だなと思いましたよ。ちなみに皆口裕子さんが日本に帰ってきて2年ぶりくらいに収録したアニメがこれだそうで(笑)

・SHIROBAKO 第12話 『えくそだす・クリスマス 』
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:倉川英揚 作画監督:川面恒介 川村夏生 神崎舞人
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年内滑り込みでなんとか入れることができた話!ギリギリまで粘っててよかった!この話は第1話から作品内でずっと作り続けていたえくそだすっ!の最終話の制作作業終盤を描いた話で最終的に最終回の納品までを描いてるんですけどもうこれが最高!! スタジオのもう第一線では使えない扱いされてたベテラン原画マン杉江さんの大活躍とそこでのムサニのキャラデザ級アニメーターのサポート!!もうこれ見て誰が文句言うんだってくらい完璧な12話納品からのここで初めて出てくる「白箱」の存在 最後の飲み会での13話白箱再生のシーンの1話との対比が最高。水島努監督が作るエンターテイメントというものを堪能させてもらいました。

・妖怪ウォッチ 第25話 『ジバニャンの秘密』
脚本:日野晃博 絵コンテ:ウシロシンジ 駒屋健一郎 演出:矢野孝典 作画監督:寺澤伸介 齋藤香
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妖怪ウォッチは突き抜けたギャグ回と迷ったけどギャグ回は度の話もクオリティが高いのでこのアニメのちょっと違った一面を見せてくれたこのお話で。 今やピカチュウみてえな人気の出方をしてるジバニャンを徹底的に掘り下げてるんですが純粋にお話の完成度が凄く高い。1話で車にはねられて「ダサっ」と言われたことに関する真相についてが話のメイン。過去編の映像がメチャクチャ良くて生前の爽やかな感じとアカマルが死んでからの感動的な感じの演出の対比がじーんと来るんですよね ウシロシンジ、天才。
   
のうりん 第4限 『君が見せた笑顔』
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:玉村仁 作画監督:柴田志朗 崎口沙織 若山政志 藤原未来男
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この話は色々詰まってますね。猿による畑荒らしに始まりそれの解決策に関するドタバタギャグを挟んでちょいラブコメチックなこともやって最後には土に関する真面目な話を展開していくという。コメディパートのパロネタをちょくちょく挟みつつガンガン進んでくテンポの良さは流石だなーと思うのですがそんな中でちょっと真面目な内容にもどんどん踏み込んでいくのがこのアニメの特色でもあるのかなーと 終盤の特殊EDからの無駄に鮮やかなこの空気感がいいですよね。

最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 第2話 『嵐の中で輝いて』
脚本:倉田英之 絵コンテ・演出:ひいろゆきな 作画監督:平牧大輔、谷圭司
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これを10選に入れちゃうってどうなんだ?と思わないこともないけどやっぱり最高なので入れちゃいますよ!。1話で後半ずっとトイレの中でおしっこ我慢するシチュエーションの話やって2話で漏らす、最高かよ。おもらしシーンで単純に床が濡れるとかじゃなくその更に先を踏み込んだチャレンジャー的精神(笑)は評価してもいいと思いますよ!このせいで放送時間遅い枠に飛ばされたけどな!w個人的にはこの芋臭い感じのキャラデザでこういうのやっちゃうたり凄くイイと思うんですよね まあそんなこんなで聖水は正義ってことで。
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