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話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選

2018年版です! 今年は自分に突き刺さる作品が多くてとても楽しかったです。

ルール
・2018年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

ゾンビランドサガ 第7話「けれどゾンビメンタルSAGA」
脚本:村越繁
絵コンテ:境宗久、伊藤達文
演出:清水久敏、佐藤威、宇田鋼之介、境宗久
作画監督:柳隆太、岡真理子、村長由紀、桑原幹根

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ゾンビランドサガという作品のターニングポイントになる回。ゾンビ×アイドルで一体何が始まるんです?となった作品の1つの到達点が7話にあるのではないかなと。7話ってこの作品の中でも特にゾンビというギミックがふんだんに使われていて、前半の方の展開もそうですが、後半のライブシーンは圧巻そのもので、ここまで熱さを感じさせてくれる物量のアイドルアニメのライブシーンは久々に見た感じがしますね。作品そのものからは少し外れた話題になるんですけど、このゾンビランドサガ7話が放送されたタイミングと同時にグラブルの公式アカウントがゾンビランドサガの応援イラストを投稿したんですよね。これってつまり、放送前から7話が絶対大反響になるという見込みがサイゲにはあり、Twitterで7話が大絶賛されると同時にサイゲームスが持っているTwitterアカウントの中でも特にフォロワーが多く影響力のあるアカウントからゾンビランドサガの応援イラストを発信することで作品の注目度をより上げる相乗効果を狙うという恐ろしいほど上手い戦略性が見えるんですよね。このプロモーション戦略の上手さもゾンビランドサガの作品人気をお仕上げた1つの理由だと僕は思います。

おそ松さん(第2期) 第25話「地獄のおそ松さん」
脚本:松原秀
絵コンテ・演出:堂山卓見、小高義規
作画監督:渡邊葉瑠、浅野直之
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ゾンビランドサガはゾンビというものを使って”生き様”を鮮やかに描いた素晴らしい作品ですが全く違う角度からクズの生き様とはなんたるかというのを死をギミックに描いたもう1つの名作がこのおそ松さん2期25話なんですよね。(正確には24話との2部作なんですが)
この話では六つ子がクソみたいな理由でいきなり死んでしまいます。死後、三途の川を渡った六つ子たちはどのような振る舞いをするのか、そして何を経験しどのようにして復活するのか、その全てがダメ人間の一貫した生き様を華麗に描いていてこれがおそ松さんだ!!!という情熱が詰まりに詰まっていて素晴らしかったです。まさに”ダメ人間賛歌”。24話からの連続したテーマとしてある”まともであること”に対しての結論も25話では出されます。果たしてこの作品世界におけるまともとは一体何なのか、そこも非常に上手に描かれてました。死をギミックに使うことによって人間讃歌アニメーションを作るという点で個人的にはゾンビランドサガとシンパシーを感じたんですがその描き方と結論が全く違う角度になってるのが面白いんですよね。そういう角度からゾンビランドサガ好きな人は是非おそ松さん2期24話25話を見てダメ人間の生き様とはなんたるかを目に焼き付けてみてください!この2話で完結してるので!

Steins;Gate 0 第8話「二律背反のデュアル」
脚本:花田十輝
絵コンテ:川村賢一
演出:土屋浩幸
作画監督:中田正彦、木宮亮介
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年末滑り込みで見てめちゃくちゃ面白かった作品!長年の時を経て生み出されたシュタインズゲートの正統続編...というよりこの作品が出たことによりアニメシュタインズゲートが2クールの作品ではなく4クールの作品になった、と言ってもいいくらいシュタインズゲートの物語の拡張として上手く出来てた作品ですが中でも凄かったなと思ったのがこの8話です。この8話はシュタインズゲート・ゼロでは唯一α世界線が舞台になっています。即ち紅莉栖が生きていてまゆりが死んでいる世界線。唯一生きた紅莉栖が出てくる回なのですがこの話の後半にとんでもない展開があります。それは”シュタインズゲート22話に対する補完”です。シュタインズゲート22話では岡部がβ世界線の選択を決意し紅莉栖との別れが描かれている見どころたくさんな回ですが、この回のとあるシーンに対してDメールを用いて本編では描かれなかった角度からの補完が入ります。そのギミックがあまりに鮮やかで見てて震えましたね。そしてなんとこのシーンは原作には全く無い描写だそうで、やはり花田十輝は神。この人本当にこういうギミックを活かしたエモ物語作るの上手いよなあ…と改めて思いました。

宇宙よりも遠い場所 第10話「パーシャル友情」
脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:澤井幸次
作画監督:日向正樹
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というわけで、シュタインズゲート・ゼロに続いて花田十輝大先生の脚本が輝きまくっていた名作です!正直この作品は13話の全てがそのクールトップレベルの神回みたいな作品なのでどの話を選んでも違和感がない。この企画やってる他の人を見てもかなり話は分散してる印象です。特に終盤4話なんかとんでもないことになってますからね。が僕はあえて1つ選べと言われるならこの10話が一番好きですかねえ…この企画のために改めて見直したんですけど正直僕の力不足で上手いこと感想が書けない。けどセリフの一言一言がすごくいいし最後にはものっそい心に響いてる。他の話もそうなんですけど、自分に特に刺さったのがこの10話なんですね。まさに天才のアニメーション。優秀なアニメ監督とアニメ脚本家がいて、その人たちの才能が一切惜しむことなく発揮され、それがオリジナルTVアニメというのが形になってこの世に出てくるというのはとても奇跡のようなことで、この作品がこの世に産み出されたことに感謝したい、心の底からそう思える素晴らしい作品でした。

ヒナまつり 第6話「新田さんの父親はダンディ」
脚本:大知慶一郎
絵コンテ:及川啓
演出:松原桂
作画監督:川島尚
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ヒナまつりは全体を通してすごく笑わせてもらった作品で、突き抜けたギャグ回を選ぶのもありだったんですが、この作品の中でも結構異色なハートウォームな物語を丁寧にやってくれた6話(のBパート)が全体で見ると頭一つ抜けて素晴らしい回だったんじゃないのかなと思います。この回ではホームレス集団と暮らしていたアンズちゃんがホームレス集団と別れ、中華料理屋に引き取られたアンズちゃんが自分はここにいていいのかと悩み、ここにいていいんだと自覚するというお話なんですが周りの大人が全員が全員優しくてすごくいいんですよね…ダメな大人ばかりだけどみんな心は善人なのがヒナまつりのいいところの1つで、この話ではやっさんを筆頭にしたホームレス集団が全くネガティブに描かれていない、一般的な倫理観を持つ作品であればホームレス集団をネガティブに捉えることでそこから抜け出したことをポジティブに描いてもおかしくないんですがそうしないところにヒナまつりの狂ったところが出てて、これまでの話でこの作品の狂った世界観を提示していたからこそできた心温まるお話なんじゃないかなと思いました。よりもい10話と並んでこの話が好きって、なんとも趣味の分かりやすいこと…

あそびあそばせ 第8話「バイキン、ゲットだぜ!/神の啓示/魔のスゴロク」
脚本:柿原優子
絵コンテ:木野目優
演出:間島崇寛
作画監督:黒澤桂子、樋口博美
     岩佐とも子、小野木三斉
     藤田亜耶乃、小沼克介
     堀江由美、山田勝
総作画監督:黒澤桂子
asobi.jpg 
あそびあそばせって相当特殊な作り方をしている作品で、作品のテンポ感を作るのが演出家ではなく声優さんだったり、全話を通してキャラデザの黒澤さんが作画のコントロールをしていたり、話によってアニメーションのクオリティにムラが出ない作りをしてるのでなにか飛び抜けてる話みたいなのって無いんですよね、いい意味で。
けどやっぱり今年の中でもトップレベルで楽しませてもらったこの作品入れたいなという思いもあり、じゃあどの話を選びたいかなぁ…と考えたときにこの話が一番好きかなというのが8話です。一番の理由としてはこの回が一貫してあそ研の3人がワチャワチャした回であるということ。あそ研3人で形成された内向的な絶妙な人間関係ってのが大好きで、サブキャラが絡む回ってのはその要素がどうしても薄れちゃう感じがするので3人だけの回が好きなんですよね…。あとこの回本田華子さんがかわいい!この画像を見てよ!めちゃくちゃかわいいでしょ!顔芸豊富なところ、感情豊かなところ、バカだけど頭いいところ、木野日菜さんの素晴らしい怪演、全てひっくるめて個人的2018年マイベストヒロインです。

ちおちゃんの通学路 第6話 「それぞれの道/エルードちおちゃん」
絵コンテ:追崎史敏
演出:稲垣隆行
作画監督:小川茜、槙田路子、本田辰雄、加藤弘将、飯塚葉子
     Ryu Joong Hyeon、Han Se Hwan
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天才ですよ天才。この世のどこにQueenのWe Are The Championsの原曲を80秒間BGMに流しながら女が女のケツを揉み続けるアニメがあるんだって話ですよ。それを前提に映像作ってるので配信版だとめっちゃ間延びしてしまってるのがまた面白いですが、稲垣隆行監督作品のBGMセンスが光り輝いてたこの回は唯一無二なんじゃないのかなと。深夜作品でこんなぶっ飛んだ原曲BGM芸が見れるとは思ってなかったのでそこが嬉しかったですよね、ちおちゃんの通学路は。制作体制のグダグダっぷりとかいろいろ思う面もある作品ではあるんですが、シリーズ通してなんだかんだ楽しかった作品ですね。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第8話「ひかり、さす方へ」
脚本:樋口達人
絵コンテ・演出:光田史亮
作画監督:松尾亜希子、角谷知美
              大下久馬、高藤綾、小池裕樹、小里明花、清水海都、谷紫織、錦見楽
総作画監督:齊田博之、伊藤晋之
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この回はレヴューパートの映像の物量が凄まじくて好きです。レヴュースタァライトって作品で自分が見たかった映像ってこういう感じなんだなーって。舞台であるからこそできる過剰な演出(褒めてる)、華麗で鮮やかで美しいアクション、レヴュー曲、それらが噛み合った回だったんじゃないでしょうか?BGMの変調とともに第二幕が始まったときの高揚感たるやそれはもう凄まじいですよ、アニメという媒体だから出来る映像のギミックが最大限生かされていてすごく気持ちいい仕上がりになってますよね!第二幕のダイナミックなシーンの作画には上手いアニメーターの人も入ってて、”レヴュースタァライトという作品だからできるかっこよさ”みたいなのが詰まった映像になってると思います。レヴューパートを通してのキャラの表情の作画はかっこよさと美しさどちらにも偏りすぎず絶妙なバランスで描かれていて、そのへんのバランス感覚の上手さみたいなのも感じさせた回ですね。

キラッとプリ☆チャン 第31話「マンガの現場いってみた!」
脚本:佐藤裕
絵コンテ:博史池畠
演出:米田光宏
作画監修:斉藤里枝、川島尚
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キラッとプリ☆チャンが博史池畠監督作品であること、そして脚本に佐藤裕さんが入ってることが最大限生かされたモンスターみたいな回です。プリティーリズムの頃からですがこのシリーズはスタッフが自由に暴れられるようになってきてからが楽しいんですよねやっぱ。ここまで女児アニメって監督の趣味を盛り込んで番組を私物化してもいいんだってくらいのひどい内容。けど許されるんです、プリティーシリーズだから?秋田書店ネタ以外にもいたるところに小ネタが混じってたりするんで楽しい、重要回よりも池畠監督が優先して自分でコンテを切りたかった回なだけある濃密なプリチャンのアイデンティティが光り輝く回だったと思います。!プリチャンの2年目もこのペースで突っ走って欲しいと感じさせましたね!!ハッカドールやアキバズトリップでもおなじみの天才脚本家佐藤裕さんのハイテンポギャグ脚本の上手さもキラッと輝いてた回だったんですが検索しても中々彼を注目してる人いないんだよなあ…プリチャンの中では目に見えて異色の脚本家だと僕は思うんですが。プリパラのふでやす先生の回なんかみんな注目してたのに…もっとみんなこの天才の名前を覚えてよ!!

うちのメイドがウザすぎる! 第6話「うちのメイドの昔のオンナ?」
脚本:子安秀明
絵コンテ:三原武憲
演出:角松倶楽部
作画監督:濱口明
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話の内容はひたすら変態ゴスロリおばさんが暴れまくるしょーもない回なんですが、何を血迷ったかこの回にスーパーなアニメーターを呼びまくり作画リソースを使いまくってしまった動画工房。所謂作画回。唯一総作画監督も不在で作画監督である濱口明さんの独特な絵柄が全編に渡って色濃く展開されてます。作画とか興味ない人が見てもこの回は明らかに絵が違う、画面のレイアウトの凝り方がおかしい、よくこんな回が出来たなあと思うアニメーターの個性爆発回でした。特にこの手の作品は総作監複数人で絵柄を整えることが第一って作品が多いですからね。(それが必ずしも悪いとは思ってない、てかこの作品も通常回はそうだよ!)。ねこパンツだのたいぷはてなだのがズラッと並んでるED原画テロップが一番面白いかもしれない、キャラデザの山崎さんがひまおう(Twitterの名義)でクレジットされてるのが好き。アニメの現場がスケジュールやらなんやらで圧迫されてることが多い昨今、ここまでアニメーターの自由度の高いハイリソースな作画回が戦闘シーンが多いわけでもないのびのびした変態ギャグコメアニメで見れるってことは相当贅沢な話であり、幸せなことなのかなと思いました。


2018年のTVアニメ、特にオリジナルのアニメ作品に対して言えることとして、”人間”そのものを描くような作品がヒットする傾向が以前より強く出てきたんじゃないかな?と思いました。原作ありの作品に関してはその限りではありませんが。その最たる例が「宇宙よりも遠い場所」だと思うのですがこのようなジャンルの作品が企画会議を通り世に出てきて、さらに評価される世の中ってのは僕個人の好みに近いというのが大きいですがすごくいい傾向なのではないかなと思ったり。ところで、この作品の人気が爆発したのってインターネット上を見てると11話とか12話のあたりっぽいんですよね。(2話のあたりからもっと注目されてもいいのに!!!と思いますが) ゾンビランドサガも7話のあたりから一気に話題性が増したように、中盤、さらには終盤から一気に注目度が上がるような作りのアニメ作品であっても最終的に人気作品になれるというのはVODサービスなどを通じて誰もが気軽に合法的に最新話まで追いついて視聴できる大配信時代のある種の象徴なのではないのかなと。これは序盤がつまらなくてもいいという意味では決して無いのですが一昔前の作品のように切られたら終わりだから3話くらいまでの掴みこそが一番大事でそこまでの話数に飛び道具的要素を入れなきゃいけないという時代でもなくなったのかなと思いますね。2019年のアニメ作品はどのような作品が出てくるのでしょうか?楽しみですね。

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話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選

毎年恒例企画!2017年版です

ルール
・2017年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

プリパラ 第139話「愛フレンド友」
脚本:大島のぞむ(森脇真琴)
絵コンテ:柊陽菜
演出:小林浩輔
作画監修:斉藤里枝、川島尚 本多恵美、戸田さやかpara.jpg
シリーズ3年の集大成!とにかく最初から最後までこの回は「プリパラ」そのものなんですよ 山場の展開だからって真面目な展開にはならない。ギャグとも言えない狂気の世界観を維持しながら3年で一番の大盛り上がりを演出できてて最後には感動してるのがとにかく凄いなあと。別に狂ったギャグを作ろうとしてるわけじゃなくプリパラという作品の総まとめを監督自身がするとこうなると。プリパラの世界を一番上手に表現できるのはやっぱり森脇監督本人なんですよね。
何よりI friend youがすごい名曲なんですよね。この曲だけで感動できる。そしてこの曲をバックに「まずは基本の土下座からだよ!」とか言っちゃうドロシーも最高 CGの気合の入り方も凄まじい。過去138話の様々な積み上げがあるからこそできる「プリパラ」じゃないと絶対できないまさに「神回」

宝石の国 第8話「アンタークチサイト」
脚本:井上美緒
絵コンテ・演出:京極尚彦
CGディレクター:茂木邦夫
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日本のCGアニメ史に間違いなく残るであろう作品「宝石の国」の中でも視聴者全員に強烈な印象を植え付けたのがこの回なんじゃないでしょうか。それまで面白い、よくできてるというくらいの感覚で作品を見てた人にも「この作品やべえな…」という印象の変化が生じる回。映像音響ともにアンタークが割れてあたりからのシーンがひたすらエグい。ゾクゾクする。特にこの回は静と動を使い分けることによるインパクトの生じさせ方が天才的に上手い感じ。

フレームアームズ・ガール 第6話「感じて花火大会/学校に行こう2」
脚本:赤尾でこ、柿村イサナ
絵コンテ:小田裕康
演出:小田裕康、高田昌豊
作画監督:小田裕康
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フレームアームズガールは後半を中心に他にもエモーショナルな回がたくさんあってどれを選ぼうかかなり悩んだんですけど映像的に一番好きなのはこの回かなと
この回は小田裕康さんの1人コンテ演出作監原画回(一部共同)でその分あおちゃんの表情付けがかなり独特でかわいい。Aパートはパンツを切るエピソードをこの回の主題である”感じる”というとこにしっかり結びつけてくる当たりが赤尾でこ天才だなと思いましたw 
この回はディオメディアを中心に活躍されている清水空翔さんの担当回と同じタイプの独自性がちょっとある感じがします。アクションとか上手いアニメーターのギャグ・コメディ作品における1人コンテ演出作監原画回ってテンポのとり方とか表情付けが普通の回と違った感じで独特の魅力があるんですよね。全部1人でやる分演出プランを立てやすいのかな?とか思ったり。作監まではやってませんけど一昨年10選入りしたハッカドールのバリキオスさん回もちょっとタイプとして似てるかな。
川口敬一郎監督作品の見どころはこういう演出の暴走が味わえるとこにもあると思います。来年もこういう面白い回があるといいですね~ 

ポケットモンスター サン&ムーン 第21話「ニャビー、旅立ちの時!」
脚本:冨岡淳広
絵コンテ・演出:浅田裕二
作画監督:岩根雅明、志村泉
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「ポケモンの老衰による死」という非常に難しいテーマをここまで直接的にかつ美しく描いてきたことにただただ感動ですねこの回は… 普段が明るい作風のアニポケSMだからこそこういうエピソードで締りの良さが生まれるんですよね。アローラ地方のおおらかさがしっかり描かれているからこそ輝く、アニポケ屈指の名エピソードだと思います。ポケモンが好きな人、ペットを飼った経験がある人全てに見て欲しいです!

ひなろじ ~from Luck & Logic~ 第11話
「一年の計はカウントダウンにあり/据えチョコ食わぬは女の恥」
脚本:高木聖子
絵コンテ:白幡良志之、児谷直樹
演出:児谷直樹
総作画監督:仁井学
作画監督:Hwang Seong-won、Seo Jeong-ha
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ひなろじは9話~12話まですべて素晴らしいので正直どの回を選んでもいい!くじで選んでいいくらいなんですけどなんでこの回を選んだかと言うと…正直ストーリーや演出の素晴らしさとかのトップを決めるのが出来ないからニーナちゃんがかわいいという独自ポイントがめちゃくちゃ強い11話でいいじゃないか!…って感じですねw
ひなろじは10話が大きな山場になってる回なので残りはボーナスステージって感じですけどまさにご褒美!10話までで深く掘り下げてくれたキャラの違った一面にスポットを当ててそのキャラクターの魅力を最大限引き出してる感じですねこの11話は。キャラの作画にすごい気合の入った回ですけど原画は三文字系なのでTwitterでいつも美少女イラスト投稿してる総作監の仁井学さんの貢献が大きいんじゃないでしょうか。お疲れ様でした。

NEW GAME!! 第6話「あぁ……すごいなあ……」
脚本:志茂文彦
絵コンテ・演出:山﨑みつえ
演出助手:野呂純恵
作画監督:板倉健、三島千枝、山野雅明、武藤幹
     山崎淳、斎藤大輔、渡辺舞、山崎輝彦
     吉村恵、手島行人
総作画監督:木野下澄江、山野雅明
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キービジュアルに関係したエピソードの起承転結がしっかりこのエピドード内でできてるのが素晴らしいですね。割と適当なサブタイが多いこの作品でサブタイの「あぁ……すごいなあ……」が最後に凄い染み渡ってくる。作中内だけでなく視聴者に対しても「八神コウってすごいなあ…」って思わせるのって結構難しいと思うんですよね それに対して説得力のあるキービジュアルや青葉に対する対応なんかで視聴者に対してそう思わせるのがしっかりできてて上手いなあと思ったり。最後には青葉が笑顔で終わってるのも凄くいいですよね。とにかく素晴らしい回。お見事!

タイムボカン 逆襲の三悪人 第9話 
「水戸黄門と日本テレビ水卜アナのビックリドッキリな関係とは!?」
脚本:永野たかひろ
絵コンテ:稲垣隆行
演出:徐恵眞
作画監督:西村彩、前田亜紀
bokan.jpg 
この回は「うおおおおおお!我らが稲垣隆行神がやりおったぞおおおおおおおおお!」みたいな気分で見てましたw前作タイムボカン24から今回に至るまで正直なところ「面白いけど稲垣隆行監督のポテンシャルをフルには活用できてない感じがするなあ...」みたいな感じで見てたんですが(面白いですよ)、この回はついにタイムボカンやりおったな!!って感じで稲垣監督の個性が100%出てて見ながらガッツポーズでした。
ジュエルペットサンシャインの八木沼くん回の再来である実写合成もさることながらメカ戦パートの最初から最後までわけわからない感じとかもうね、最高ですよ。いきなり病室になるあたりとかなんやねんとw 水卜アナウンサーゲスト回だっていうのにこのカオスを極めた回やっちゃうあたりも凄いよね 水卜アナは何を思ったのかw こんな稲垣隆行の原液みたいな濃い回が夕方に全国ネットされるとはね~

 僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件 第8話
そ、そこまでしていいなんて言ってないっ!
脚本:山田靖智
絵コンテ・演出:高橋英俊
作画監督:西尾淳之介、池原百合子
shobitti.jpg 
しょびっちは結構毎回安定した面白さを見せてくれた作品だと思いますがその中でもこの回は個人的感想だけどテンポが突き抜けて良くてネタもキレッキレだなと感じた回。毎回100点満点で90点を超える中1話だけ120点みたいな感じ。
この作品のギャグってコント的側面が大きいと思うんですけどこの回に関しては本当にプロの芸人のコントを見てる感覚になるくらい掛け合いが凝ってて面白かった。1話の回収もしてるし結構重要回なのかな?と。
作画リソースにはなかなか恵まれなかった印象のあるしょびっちですが監督を筆頭とした若手演出家がとても頑張っていてそれを見れたのもこの作品の良かったところですね。

妹さえいればいい。 第9話「
全裸と下着さえあればいい。
脚本:平坂読
絵コンテ:ワタナベシンイチ
演出:板庇迪
総作画監督:平田和也
作画監督:平田和也、大塚舞、大槻南雄、佐藤香織、藤井文乃
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パンツと全裸を軸に30分展開するばかみたいな回だけど勢いテンポの良さが凄まじすぎて10選入り。後半エロシーン祭りだけどエロいというよりはなんじゃこりゃって笑いが先に来る。多分絵コンテの段階で相当面白いものになってるんじゃないですかね、ワタナベシンイチ氏の奇才っぷりが遺憾なく発揮された回だと思います。とにかく勢いを楽しめ!!この回は!
あと何よりEDテロップの特殊仕様!! 末端職やOPの参加スタッフとかまで含めて作品に関わる人全員に下着派か全裸派かを聞くは絶対大変だったと思うw制作の人お疲れ様でした!!

武装少女マキャヴェリズム 第7話「妖しき刃「眼目さとり」」
脚本:ガクカワサキ
絵コンテ:池端隆史
演出:門田英彦
総作画監督:滝本祥子
作画監督:橋本真希、向川原憲、川添亜希子、權容祥
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1話丸々風呂場で全裸戦闘をやるという意気込みを評価したいですねこの回は。単純に面白い回ってだけなら他の回の方が上に来る感じもするんですが「武装少女マキャヴェリズム」という作品だからこそできる唯一無二性ってのがこの話にはあるかなと。真面目に戦闘してるようで2人とも裸になっててそもそも戦闘のきっかけがしょうもなかったりで間抜け具合と真面目具合の絶妙さがたまらんですよね。
あとこの回はキャラデザ滝本さんの総作監修正が全編に行きたっててて絵柄が凄く好みな感じになってます!そこも高評価ポイント!この人の絵は本当にかわいい!


特に意識はしてないんですがなんかエロい回の比率が増えちゃいましたね今年は…w ただどの回もそこだけに魅力があるわけじゃなく話だったり演出の魅せ方だったりでこの回凄いな!!と思った回なのでぜひ皆さん興味があれば見てください!前後の回を見てなくても楽しめる作品を中心に選んでるので。
今年は宝石の国のように次世代のアニメのあり方を提示してくれた素晴らしい作品がありましたが一般の作画アニメは去年に続きちょっと色んな面で厳しいなあ...って作品がやはり多い印象です。今回シルバーリンク元請け作品から2作品選出してますが、2作品とも面白いと思う一方で元請けタイトルの取りすぎによる現場の疲労、リソース不足が画面に反映されるほどになっててそこが惜しいんだよな...と感じた作品でもあります。現場の方は口を揃えて言いますがやはり今はアニメの本数が多すぎて1本1本が丁寧に作れていない。スケジュールとリソース、あるいは予算の不足により本来の面白さが発揮しきれないままオンエアを迎えるアニメ作品は純粋に「もったいない」んですよ。そんな作品が見たいかというとできれば見たくない。その環境から生まれた作品で面白い作品はもちろんありますけど作画や演出の段階でもっと丁寧に作れたら更に素晴らしい作品になってたに違いないわけで。
いい作品はいい制作環境のもとで生まれるのだということをアニメのクライアント側の方は改めて認識していただいて2018年はこの業界がより正常化すればいいな、と思ってます。

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「キンプリ」の続きの物語が作られるために必要なことと菱田正和監督の想い

この記事は「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」の視聴を前提としています


先日開催された『劇場版「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」プリズムエリートの二次会』で番組の最後に菱田正和監督から爆弾発言とも言える発言がありました。



この発言から菱田監督が考えている「キンプリ」というのコンテンツのこれまでと現状と未来について考えていきたいと思います。

※以下の内容はスタッフの発言をベースとした完全な個人的見解です。

KING OF PRISMシリーズの目的

まずKING OF PRISMシリーズが何故制作されたかについてから考えていきます。これについては過去のスタッフの発言にあるとおり「プリティーリズムとはこんなにも面白い作品なんだってことを世間に知ってもらう」ということだと思います。つまりもともと知名度が高いとはいえなかったプリティーリズムシリーズを世間にもっと知ってもらいたいという一心で作られた作品が「キンプリ」なわけです。
これを実現するために菱田監督は「キンプリ2部作構想」を考えました。この構想は物語の中身とは別に存在する作品のコンセプトです。
まず1作目「KING OF PRISM by PrettyRhythm」ではプリズムショーの面白さに絞った作品制作が行われました。この作品の目的は知らない人でもプリズムショーを好きになってもらうということで知らない人でも見終わったらプリズムショーはなんて素晴らしいんだ!となれる、そんな作品です。なので物語も第1話的作りでプリティーリズムを知らない人でも気軽に見れるような作りになっています。一方で過去のプリティーリズムシリーズの要であった物語の要素はオミットされている部分が多くプリティーリズムシリーズとはまた少し違うプリズムショーエンターテイメント作品というような側面があります。

そして2作目「キンプラ」では前作でオミットされたプリティーリズムの要素の多くを復活させました。これは1作目がプリズムショーの面白さに焦点を当てたのに対して2作目はプリティーリズムの物語の面白さに焦点を当ててることを意味します。もちろんプリズムショー自体は大きくパワーアップしていますが前作比でストーリー要素が大幅に強化されているので短い尺ながらもプリティーリズムの要素がぎゅっと凝縮された作品となりました。これにより1作目で入ってきてプリズムショー面白い!となった人にもストーリーの面白さをより知ってもらいたいというのが目的です。

応援上映について

「キンプリ」では応援上映に特化した作品制作が行われました。「キンプリ」は応援上映で見ることを前提としてるシーンが数多く存在していて作品を全く知らない人でも作品自体をアトラクションとして楽しめるように作られています。これがうまい具合にバズってくれたことで結果として世間でのプリズムショーの認知度はぐっと上がり「キンプリ」は作品的にも成功し続編制作へと繋がりました。コレ自体は大成功と言っていいでしょう。
一方で世間で「キンプリ=応援上映の作品」というような印象が出来てしまったのも事実です。理想としては作品がまずあってその先に応援上映があるという形なのですが応援上映が前に出すぎてしまった感じはあります。このイメージは「キンプリ」のような作品ならいいですが重いストーリーが増えていけば行くほどに邪魔になっていきます。


菱田監督がやりたいこと

二次会のコメントで監督は「キンプラ」の先を描くならとてもヘビーでハードな物語が待っていることを示唆しています。これは同時に「キンプラ」の先にある作品を制作するならまず応援上映ありきの風潮からの脱却をしなくてはいけないことを意味しています。監督がほんとうに作りたいのはTVアニメ「プリティーリズム」シリーズのように毎回毎回の積み重ねが大きい連続した物語のある作品であって応援上映で盛り上がる60分くらいの作品ではないということです。前作がああいうバズり方をした時点で菱田監督は「そういう作品」しか作らせてもらえなくなることに対してある種の警戒感があったんじゃないかと思います。なので「キンプラ」は前作でバズった要素を残しつつも応援上映をあまり意識せず物語の面白さを最重要視した作りとなっています。こうすることで世間の風潮が「キンプラ=応援上映とか関係なく面白い作品」となることで今後自分の本当に作りたい作品が作れるだけの土壌が形成できるからです。

作品の媒体と尺について

「キンプラ」は「キンプリ」の世間での受け入れられ方ありきで続編制作が決まったのでエイベックスから与えられた条件は「60分で作れ」でした。これは予算とかスケジュール以上に応援上映を前提に考えた場合2時間だと長過ぎるということありきなのではないかと思います。これはプリティーリズムのような壮大な物語を作るには到底難しい尺で、結果として尺は69分になり監督はその分密度がすごく無駄なものがない作品になったと言っていますが本当はもっと「キンプリ」完結編で描きたい内容はもっと多かったはずだと思います。しかしその尺の中でもなんとか物語を描ききるということに成功しました。これはひとえに菱田監督の天才性によるものだと思います。しかしそれと同時に「本当はもっと長い尺で物語を描きたいんだよ!!」という心の叫びも感じ取れました。
つまり「キンプラ」の続きの物語を描く作品は60分尺の劇場作品じゃダメなんだということです。菱田監督が描きたい次世代組の物語は到底そんな尺で入るようなものじゃないし応援上映ありきの作りでもないということです。なので「監督が本当にやりたい続編」のためには前作のような応援上映でバズるような受け入れられ方じゃダメでもっと物語方面でフューチャーされなくてはいけないのです。

結論

「キンプラ」がストーリーがめっちゃ面白い、ふざけてない真剣な作品だという風潮が確立されればそれが企画の決定権をもつ偉い人にもつたわり60分劇場作品以外の媒体での続編企画が通る可能性がぐっと上がるのではないかと思います。「キンプリ」のときは1人でも多くにこの作品を知ってもらう、そのことがコンテンツを未来へと繋げる一番大事なことでした。そうしないと当然次の企画が通らないからです。一方で「キンプラ」は現時点で一定の興行収入を記録しています。エイベックスがどの程度の興行収入を想定しているかわかりませんが今我々が一番しなくてはいけないことは認知度を上げてくことより「応援上映ありきという風潮からの完全脱却」なのではないでしょうか。それが本当の続編制作のために一番大事だということが監督の発言でわかったからです。応援上映に行くなということでもないのですが客入りが通常>応援となればエイベックス側の認識も変わると思います。前作と同じ状況にあるわけではないんだということを念頭に置いて立ち回ることが必要だと思います。

話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選

これをやらずして1年を終わることは出来ない!ということで2016年版です

ルール
・2016年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

ヘボット! 第6話「激走!ボキャバトルレース」
脚本:岡篤志 
絵コンテ・演出:鈴木勇士 
作画監督:石川恵理、山口光紀
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この回って必ずしもヘボットらしさが全開の話ではないと思うんですよ。ヘボットって監督コンテ回筆頭に小ネタや展開に脈がなさすぎて何が何やらって感じで映像としてはすごい見にくい(それが魅力でもある)回が多いと思うんですけどこの回はすごい見やすい映像になってるんです。そういう回は他にもあるけどこの回はとにかく楽しい!!! 小ネタパロネタが凄く濃いのにそれと内容の理解がしっかり両立できてる!このバランスを作るのって絶対難しいですよ。印象としては「ぱにぽにだっしゅ!」の特にカオスな回に近いですかね(ちなみにヘボットを見たこと無いけど見てみたいって人は1話より先に6話見たほうがいいと思います 1話から見るよりわかると思うw)

響け!ユーフォニアム2 第5話「きせきのハーモニー」
脚本:花田十輝 
絵コンテ:三好一郎、石原立也 
演出:三好一郎 
作画監督:明見裕子、角田有希 
楽器作監:髙橋博行
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毎回毎回すさまじいものを見せてくれるユーフォ2ですがその中でも自分は関西大会回の5話を推したいと思います。この回は言うまでもなく物量が半端ないですよね!約7分ある曲の演奏を一切の妥協もなく美しく完璧に描ききる...まさしく「京アニクオリティ」ってやつを見せつけられた回なんじゃないでしょうか。こんなアニメ京アニ以外のどこも作れないんじゃないですかね、京アニの現場の熱意と技術力とスケジュール管理能力が生んだ最高の映像だと思います。

PHANTASY STAR ONLINE 2 THE ANIMATION Quest3「ロールプレイ」
脚本:渡邊大輔
絵コンテ・演出・作画監督:菊池聡延 
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PSO2アニメのインターネット世界と現実世界の二面性のギミックをとても上手に使っててこのアニメらしい正統派だけど歪んだ面白さがしっかり出てるのはこの3話かなあと。ネトゲで荒らしてたら主人公に本名バラされて引きこもるってギャグとしても成立するような展開だと思うけどその展開からちゃんとハートウォームなイイハナシ展開に持っていくのがこれが凄くいいんですよ。この回の内容まんまプリパラに置き換えても成立しますよ。いやほんといい作品でしたPSO2、あと会長も可愛かったですねこの回。

この美術部には問題がある! 第8話 「秘密の部屋」「れっつ とれじゃーはんと!」
脚本:荒川稔久
絵コンテ:及川啓
演出:池端隆史
作画監督:阿部智之
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この回は純粋に「最高」って感じですかね。多くは語り(れ)ません。 みんな最高にかわいいし最高に楽しい。前半も後半も最高。(語彙力不足)

かみさまみならい ヒミツのここたま 第48回 「ドキドキ!こころの誕生日」
脚本:笹野恵
絵コンテ 演出:西田健一
作画監督:佐藤陵、秋元勇一
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みんなここたまを害獣だクズだ疫病神だ言うけどねえ、ここたまってめっちゃかわいいんですよ!愛すべき存在なんですよ!それがわからないやつはじっくりこの回を見ろ!分かるはずだから!ということでここたまのメインキャラ総登場でみんなが頑張っているこの回をチョイス。
ここたまの笹野恵さん脚本回はここたまが純粋無垢で頑張ってるのが伝わってくる回が多いので好きです。特にこの話はここたまたちの頑張りが凄く良くてねえ、最後にはマジ泣けるんすよ.....

プリパラ 第87話「語尾の果て」
脚本:ふでやすかずゆき
絵コンテ・演出:渡辺健一郎
作画監修:本多恵美、斉藤里枝
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プリパラはギャグに振り切れた回を選ぶかシリアスなストーリーが良い回を選ぶかで悩ましいですが今年はこの回を選びます。この回は構成が凄くおしゃれで「Love friend style」のギミックとか最高に鮮やかでカッコいいですよね。挿入歌およびED前のコジマジック(サウンドミキサーの小島信人氏による神がかった楽曲編集)にも要注目です。ギャグ回担当かと思ったらこういうガンギマリ回書いてきやがるからやっぱプリパラの脚本にふでやすかずゆき先生の存在は必要不可欠ですね!

初恋モンスター 第12話 「ラブノーマル×アブノーマル」
脚本:赤尾でこ
絵コンテ:稲垣隆行
演出:牧野友映
作画監督: 木村友美、石川洋一、浅井昭人、ウクレレ善似郎、佐藤このみ、簾畑由実
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稲垣隆行監督は天才ですね!!!!史上初のキンプリパロディをやった回!史上初の堀江由衣にうんこちんこをひたすら連呼させた回!よくもまあ最後の最後にアニメオリジナルでここまでひたすらトチ狂った意味不明な回を作ってきやがったな!!!これだから稲垣隆行信者はやめられないぜ!(タイムボカン24も楽しく見てます)

アイカツスターズ! 第25話 「ブロードウェイ☆ドリーム」
脚本:柿原優子
絵コンテ・演出:安藤尚也
作画監督:鈴木萌、宮谷里沙
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アイカツスターズは30話とか35話とかもなかなかキマってて凄く良いんですが1つ選ぶならあえてメインストーリーとはちょっと離れてる(けど重要回)この回を。この回は何と言っても安藤尚也さんの演出力が凄い!ショーシーンはまじか!?と唸るほどのクオリティで最初から最後までキャラが動き込みですごくかわいいし他もめちゃくちゃ丁寧に作られているなと感じた回です。「キャラクターのシルエットの動きを強く意識した演出」という京極尚彦監督のポリシーを安藤尚也さんは間違いなく受け継いでいますね。彼は必ず将来大物になるんじゃないかと期待しています!

はんだくん 第5話 「半田くんと生徒会」「半田くんと記憶喪失」
脚本:國澤真理子
絵コンテ・演出・作画監督・原画:清水空翔
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はんだくんは毎回すごく安定した面白さを持つ作品だったのであんまこの企画向きじゃないかなーって感じだったけど清水空翔さん1人コンテ演出作監原画(2原込み)の回は作画演出ともに中々見ごたえがあったんじゃないかなと思います。
作画メインでほとんど演出やらない人のコンテ演出回としてはギャグのテンポが凄くうまかったのが印象的です ガーリッシュナンバーのOPもいいしこの人もっと演出やってほしいな

この素晴らしい世界に祝福を! 第9話 「この素晴らしい店に祝福を!」
脚本:朱白あおい
絵コンテ:亜嵐墨石(稲垣隆行)
演出:久保太郎
総作画監督:菊田幸一
作画監督:中澤勇一 木下ゆうき 清水勝祐
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やっぱこのすばと言えばこの回じゃないですかね!?キャラデザ菊田さんが総作監として全カットに修正入れてる頭おかしい回wなのに絵柄は一番キャラデザからかけ離れてる矛盾。この回のコンテを稲垣監督が切ってるのがまた面白いんですよねえ この映像のどこまでが稲垣監督のコンテにあってどこからが菊田さんのフェチズムなのかが知りたいですw

今年1年、特に後半は大ヒット劇場アニメがたくさん出てきた一方でTVアニメ産業の崩壊とも言える現象が目立ってたという印象があります。もちろん面白い作品はあるのですが本数の増加によるアニメーター不足、更には準備期間不足も相まってスケジュール圧迫、それによる作監大量投入や最悪の場合放送延期... 元々一部の作品ではあったのですが今年はそういう作品が特に増えてきちゃったなという印象です。いち視聴者としてはもっと1本1本丁寧に作って欲しいなという思いが強いのですがこの傾向はすぐ改善するわけでもなさそうで難しい問題です...来年1年アニメ業界に幸あれ、ということで良いお年を。来年も様々な作品を期待したいと思います。

tag : 話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選

アニメ「初恋モンスター」メインスタッフ紹介・解説

みなさんこんにちは。今年も5月になって早くも夏アニメに関する情報が色々出てきましたね。
その中でつい最近初恋モンスターという作品のアニメスタッフの詳細が発表されたんですけどこれがとにかく凄い!!まあ凄いと言っても何が凄いんだよって言われると思うのでここではこの作品に揃っているレジェンドな方々の中でも特に気になった一部の方を紹介したいと思います。
キービジュ

その前に初恋モンスターの原作について軽く紹介します。初恋モンスター日吉丸晃さんによる少女?漫画で一昔前には
「で...俺 小学生だけどどうする?」で話題にもなった漫画です。
原作

一応ジャンルとしては少女漫画で意外とちゃんとラブコメもしてるんですが 全てが全て斜め上!な作品です。直球のギャグ漫画ではないけど明らかに狙って読者を笑わせに来てるレベルの高いタイプの作品です。 イケメン高身長小学生ってだけで面白いですけどそれ以外にも様々な形で読者をぶん殴ってくれます(笑)

さてアニメスタッフ紹介に入ります。
初恋スタッフ
http://hatsukoimonster.jp/staff/

まず監督は稲垣隆行監督!個人的には紹介するまでもないでしょ!って感じですが僕が神と崇拝する監督さんです。
代表作に「ジュエルペットサンシャイン」「聖剣使いの禁呪詠唱」などなど、とにかく視聴者を楽しませようと様々な方角からギミックを仕掛けてきて、心の底から面白い!と思えるような作品を作ってくれる方です。監督作は様々なアイディアに溢れていて毎回「そう来るか!」と予想できないようなこともしてきたりします。ギャグ作品が得意で金崎貴臣監督に言わせれば「ギャグアニメの鬼才」だそうですがただふざけるだけじゃなくシリアスや恋愛展開などのメインストーリーの下地がしっかりしたうえで様々な遊び心を入れるのが上手い方だと思います。

シリーズ構成は金杉弘子さん。「ジュエルペットサンシャイン」を筆頭としたジュエルペットシリーズの常連脚本家で現在は「プリパラ」にも参加しています。金杉さんはどちらかと言うと実写畑のライターさんでアニメ作品の参加は多くないのですが、アニメ作品ではかなりぶっ飛んだ脚本を書くライターさんです。ジュエルペットサンシャインでは第7話「サンクスジュエルデーにイェイッ!」に度肝を抜かれた方も多いのではないでしょうか。サンシャインでは数多くの重要回を担当し以後のジュエルペットシリーズ、プリパラでも数多くの冴えた回を担当されている方です。
稲垣監督と金杉さんはちょっと特殊な結びつきがあり、ジュエルペットサンシャイン以降も監督作ではない「きら☆デコッ」「ハッピネス」「レディジュエル」「プリパラ」などでも金杉弘子脚本・稲垣隆行絵コンテ回という組み合わせがあったりします。中には稲垣監督絵コンテ回がほとんど無い作品もあり、制作側も狙ってこの2人を組み合わせてるんじゃないかと僕は思ってますwそれだけこの2人は相性が良い方ということではないのかなと。
サブの脚本家は3名います。
あおしまたかしさんは比較的女児アニメ系ライターが多い中では数少ない深夜アニメメインのライターさんですね。太田雅彦監督作の常連で悪ふざけギャグがとても得意という印象があります。稲垣監督作の「のうコメ」の担当回はどれも面白かったです。
大場小ゆりさんは桜井弘明監督の旦那さんでこの方もギャグが得意という印象です。現在は「プリパラ」で活躍中。マイメロ、プリパラの森脇監督曰く「大場さんは3割バッター、でも場外ホームランを打つのよ!大場さんは3割バッター、でも場外ホームランを打つのよ!」だそうです。(マイメロブログより)「ジュエルペットきら☆デコッ」のサンマ村回の印象が強いですかね(笑)。
赤尾でこさんは三重野瞳名義で作詞や歌手としての活動もされてるちょっと異色のライターさんで作風の幅は結構広い方という印象です。「プリティーリズム」のシリーズ構成や作中挿入歌の作詞などでも印象に残っている方です。最近だと「ここたま」も。
この中で赤尾でこさんと大場小ゆりさんは稲垣監督作品は初参加で、一体どんな化学反応が見られるかとても楽しみですね。

また、音響監督も稲垣隆行監督が担当されています。「聖剣使いの禁呪詠唱」以降稲垣監督は自分で音響監督をやる作品が多く、これで3作品目です。稲垣監督は昔から監督作に対する音響へのこだわりがとても強く、「ジュエルペットサンシャイン」の原曲挿入歌など、インパクトの強い音響演出も多いです。「聖剣使いの禁呪詠唱」ではメインテーマ筆頭とした熱いBGMの使い方、ギャグシーンにおける選曲の仕方など音響的見どころがとても大きい作品となっていました。
劇伴担当は坂部剛さん。「帰宅部活動記録」「聖剣使いの禁呪詠唱」などでも活躍していて僕は大好きな作曲家さんです。音楽についてはそこまで詳しくないのですが、「World Break -Main theme-」などに代表されるようにとてもメリハリある強いメロディーの曲が多く、劇伴を活かした演出の多い稲垣アニメとの相性は最高にいい方だと思っています。
この他にも素晴らしいスタッフの方たちが揃っていて、僕はもうこの作品が楽しみで楽しみで仕方ないです。みなさんもよかったらぜひこの作品に注目してみてください!!
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