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話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選

2018年版です! 今年は自分に突き刺さる作品が多くてとても楽しかったです。

ルール
・2018年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

ゾンビランドサガ 第7話「けれどゾンビメンタルSAGA」
脚本:村越繁
絵コンテ:境宗久、伊藤達文
演出:清水久敏、佐藤威、宇田鋼之介、境宗久
作画監督:柳隆太、岡真理子、村長由紀、桑原幹根

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ゾンビランドサガという作品のターニングポイントになる回。ゾンビ×アイドルで一体何が始まるんです?となった作品の1つの到達点が7話にあるのではないかなと。7話ってこの作品の中でも特にゾンビというギミックがふんだんに使われていて、前半の方の展開もそうですが、後半のライブシーンは圧巻そのもので、ここまで熱さを感じさせてくれる物量のアイドルアニメのライブシーンは久々に見た感じがしますね。作品そのものからは少し外れた話題になるんですけど、このゾンビランドサガ7話が放送されたタイミングと同時にグラブルの公式アカウントがゾンビランドサガの応援イラストを投稿したんですよね。これってつまり、放送前から7話が絶対大反響になるという見込みがサイゲにはあり、Twitterで7話が大絶賛されると同時にサイゲームスが持っているTwitterアカウントの中でも特にフォロワーが多く影響力のあるアカウントからゾンビランドサガの応援イラストを発信することで作品の注目度をより上げる相乗効果を狙うという恐ろしいほど上手い戦略性が見えるんですよね。このプロモーション戦略の上手さもゾンビランドサガの作品人気をお仕上げた1つの理由だと僕は思います。

おそ松さん(第2期) 第25話「地獄のおそ松さん」
脚本:松原秀
絵コンテ・演出:堂山卓見、小高義規
作画監督:渡邊葉瑠、浅野直之
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ゾンビランドサガはゾンビというものを使って”生き様”を鮮やかに描いた素晴らしい作品ですが全く違う角度からクズの生き様とはなんたるかというのを死をギミックに描いたもう1つの名作がこのおそ松さん2期25話なんですよね。(正確には24話との2部作なんですが)
この話では六つ子がクソみたいな理由でいきなり死んでしまいます。死後、三途の川を渡った六つ子たちはどのような振る舞いをするのか、そして何を経験しどのようにして復活するのか、その全てがダメ人間の一貫した生き様を華麗に描いていてこれがおそ松さんだ!!!という情熱が詰まりに詰まっていて素晴らしかったです。まさに”ダメ人間賛歌”。24話からの連続したテーマとしてある”まともであること”に対しての結論も25話では出されます。果たしてこの作品世界におけるまともとは一体何なのか、そこも非常に上手に描かれてました。死をギミックに使うことによって人間讃歌アニメーションを作るという点で個人的にはゾンビランドサガとシンパシーを感じたんですがその描き方と結論が全く違う角度になってるのが面白いんですよね。そういう角度からゾンビランドサガ好きな人は是非おそ松さん2期24話25話を見てダメ人間の生き様とはなんたるかを目に焼き付けてみてください!この2話で完結してるので!

Steins;Gate 0 第8話「二律背反のデュアル」
脚本:花田十輝
絵コンテ:川村賢一
演出:土屋浩幸
作画監督:中田正彦、木宮亮介
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年末滑り込みで見てめちゃくちゃ面白かった作品!長年の時を経て生み出されたシュタインズゲートの正統続編...というよりこの作品が出たことによりアニメシュタインズゲートが2クールの作品ではなく4クールの作品になった、と言ってもいいくらいシュタインズゲートの物語の拡張として上手く出来てた作品ですが中でも凄かったなと思ったのがこの8話です。この8話はシュタインズゲート・ゼロでは唯一α世界線が舞台になっています。即ち紅莉栖が生きていてまゆりが死んでいる世界線。唯一生きた紅莉栖が出てくる回なのですがこの話の後半にとんでもない展開があります。それは”シュタインズゲート22話に対する補完”です。シュタインズゲート22話では岡部がβ世界線の選択を決意し紅莉栖との別れが描かれている見どころたくさんな回ですが、この回のとあるシーンに対してDメールを用いて本編では描かれなかった角度からの補完が入ります。そのギミックがあまりに鮮やかで見てて震えましたね。そしてなんとこのシーンは原作には全く無い描写だそうで、やはり花田十輝は神。この人本当にこういうギミックを活かしたエモ物語作るの上手いよなあ…と改めて思いました。

宇宙よりも遠い場所 第10話「パーシャル友情」
脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:澤井幸次
作画監督:日向正樹
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というわけで、シュタインズゲート・ゼロに続いて花田十輝大先生の脚本が輝きまくっていた名作です!正直この作品は13話の全てがそのクールトップレベルの神回みたいな作品なのでどの話を選んでも違和感がない。この企画やってる他の人を見てもかなり話は分散してる印象です。特に終盤4話なんかとんでもないことになってますからね。が僕はあえて1つ選べと言われるならこの10話が一番好きですかねえ…この企画のために改めて見直したんですけど正直僕の力不足で上手いこと感想が書けない。けどセリフの一言一言がすごくいいし最後にはものっそい心に響いてる。他の話もそうなんですけど、自分に特に刺さったのがこの10話なんですね。まさに天才のアニメーション。優秀なアニメ監督とアニメ脚本家がいて、その人たちの才能が一切惜しむことなく発揮され、それがオリジナルTVアニメというのが形になってこの世に出てくるというのはとても奇跡のようなことで、この作品がこの世に産み出されたことに感謝したい、心の底からそう思える素晴らしい作品でした。

ヒナまつり 第6話「新田さんの父親はダンディ」
脚本:大知慶一郎
絵コンテ:及川啓
演出:松原桂
作画監督:川島尚
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ヒナまつりは全体を通してすごく笑わせてもらった作品で、突き抜けたギャグ回を選ぶのもありだったんですが、この作品の中でも結構異色なハートウォームな物語を丁寧にやってくれた6話(のBパート)が全体で見ると頭一つ抜けて素晴らしい回だったんじゃないのかなと思います。この回ではホームレス集団と暮らしていたアンズちゃんがホームレス集団と別れ、中華料理屋に引き取られたアンズちゃんが自分はここにいていいのかと悩み、ここにいていいんだと自覚するというお話なんですが周りの大人が全員が全員優しくてすごくいいんですよね…ダメな大人ばかりだけどみんな心は善人なのがヒナまつりのいいところの1つで、この話ではやっさんを筆頭にしたホームレス集団が全くネガティブに描かれていない、一般的な倫理観を持つ作品であればホームレス集団をネガティブに捉えることでそこから抜け出したことをポジティブに描いてもおかしくないんですがそうしないところにヒナまつりの狂ったところが出てて、これまでの話でこの作品の狂った世界観を提示していたからこそできた心温まるお話なんじゃないかなと思いました。よりもい10話と並んでこの話が好きって、なんとも趣味の分かりやすいこと…

あそびあそばせ 第8話「バイキン、ゲットだぜ!/神の啓示/魔のスゴロク」
脚本:柿原優子
絵コンテ:木野目優
演出:間島崇寛
作画監督:黒澤桂子、樋口博美
     岩佐とも子、小野木三斉
     藤田亜耶乃、小沼克介
     堀江由美、山田勝
総作画監督:黒澤桂子
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あそびあそばせって相当特殊な作り方をしている作品で、作品のテンポ感を作るのが演出家ではなく声優さんだったり、全話を通してキャラデザの黒澤さんが作画のコントロールをしていたり、話によってアニメーションのクオリティにムラが出ない作りをしてるのでなにか飛び抜けてる話みたいなのって無いんですよね、いい意味で。
けどやっぱり今年の中でもトップレベルで楽しませてもらったこの作品入れたいなという思いもあり、じゃあどの話を選びたいかなぁ…と考えたときにこの話が一番好きかなというのが8話です。一番の理由としてはこの回が一貫してあそ研の3人がワチャワチャした回であるということ。あそ研3人で形成された内向的な絶妙な人間関係ってのが大好きで、サブキャラが絡む回ってのはその要素がどうしても薄れちゃう感じがするので3人だけの回が好きなんですよね…。あとこの回本田華子さんがかわいい!この画像を見てよ!めちゃくちゃかわいいでしょ!顔芸豊富なところ、感情豊かなところ、バカだけど頭いいところ、木野日菜さんの素晴らしい怪演、全てひっくるめて個人的2018年マイベストヒロインです。

ちおちゃんの通学路 第6話 「それぞれの道/エルードちおちゃん」
絵コンテ:追崎史敏
演出:稲垣隆行
作画監督:小川茜、槙田路子、本田辰雄、加藤弘将、飯塚葉子
     Ryu Joong Hyeon、Han Se Hwan
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天才ですよ天才。この世のどこにQueenのWe Are The Championsの原曲を80秒間BGMに流しながら女が女のケツを揉み続けるアニメがあるんだって話ですよ。それを前提に映像作ってるので配信版だとめっちゃ間延びしてしまってるのがまた面白いですが、稲垣隆行監督作品のBGMセンスが光り輝いてたこの回は唯一無二なんじゃないのかなと。深夜作品でこんなぶっ飛んだ原曲BGM芸が見れるとは思ってなかったのでそこが嬉しかったですよね、ちおちゃんの通学路は。制作体制のグダグダっぷりとかいろいろ思う面もある作品ではあるんですが、シリーズ通してなんだかんだ楽しかった作品ですね。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第8話「ひかり、さす方へ」
脚本:樋口達人
絵コンテ・演出:光田史亮
作画監督:松尾亜希子、角谷知美
              大下久馬、高藤綾、小池裕樹、小里明花、清水海都、谷紫織、錦見楽
総作画監督:齊田博之、伊藤晋之
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この回はレヴューパートの映像の物量が凄まじくて好きです。レヴュースタァライトって作品で自分が見たかった映像ってこういう感じなんだなーって。舞台であるからこそできる過剰な演出(褒めてる)、華麗で鮮やかで美しいアクション、レヴュー曲、それらが噛み合った回だったんじゃないでしょうか?BGMの変調とともに第二幕が始まったときの高揚感たるやそれはもう凄まじいですよ、アニメという媒体だから出来る映像のギミックが最大限生かされていてすごく気持ちいい仕上がりになってますよね!第二幕のダイナミックなシーンの作画には上手いアニメーターの人も入ってて、”レヴュースタァライトという作品だからできるかっこよさ”みたいなのが詰まった映像になってると思います。レヴューパートを通してのキャラの表情の作画はかっこよさと美しさどちらにも偏りすぎず絶妙なバランスで描かれていて、そのへんのバランス感覚の上手さみたいなのも感じさせた回ですね。

キラッとプリ☆チャン 第31話「マンガの現場いってみた!」
脚本:佐藤裕
絵コンテ:博史池畠
演出:米田光宏
作画監修:斉藤里枝、川島尚
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キラッとプリ☆チャンが博史池畠監督作品であること、そして脚本に佐藤裕さんが入ってることが最大限生かされたモンスターみたいな回です。プリティーリズムの頃からですがこのシリーズはスタッフが自由に暴れられるようになってきてからが楽しいんですよねやっぱ。ここまで女児アニメって監督の趣味を盛り込んで番組を私物化してもいいんだってくらいのひどい内容。けど許されるんです、プリティーシリーズだから?秋田書店ネタ以外にもいたるところに小ネタが混じってたりするんで楽しい、重要回よりも池畠監督が優先して自分でコンテを切りたかった回なだけある濃密なプリチャンのアイデンティティが光り輝く回だったと思います。!プリチャンの2年目もこのペースで突っ走って欲しいと感じさせましたね!!ハッカドールやアキバズトリップでもおなじみの天才脚本家佐藤裕さんのハイテンポギャグ脚本の上手さもキラッと輝いてた回だったんですが検索しても中々彼を注目してる人いないんだよなあ…プリチャンの中では目に見えて異色の脚本家だと僕は思うんですが。プリパラのふでやす先生の回なんかみんな注目してたのに…もっとみんなこの天才の名前を覚えてよ!!

うちのメイドがウザすぎる! 第6話「うちのメイドの昔のオンナ?」
脚本:子安秀明
絵コンテ:三原武憲
演出:角松倶楽部
作画監督:濱口明
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話の内容はひたすら変態ゴスロリおばさんが暴れまくるしょーもない回なんですが、何を血迷ったかこの回にスーパーなアニメーターを呼びまくり作画リソースを使いまくってしまった動画工房。所謂作画回。唯一総作画監督も不在で作画監督である濱口明さんの独特な絵柄が全編に渡って色濃く展開されてます。作画とか興味ない人が見てもこの回は明らかに絵が違う、画面のレイアウトの凝り方がおかしい、よくこんな回が出来たなあと思うアニメーターの個性爆発回でした。特にこの手の作品は総作監複数人で絵柄を整えることが第一って作品が多いですからね。(それが必ずしも悪いとは思ってない、てかこの作品も通常回はそうだよ!)。ねこパンツだのたいぷはてなだのがズラッと並んでるED原画テロップが一番面白いかもしれない、キャラデザの山崎さんがひまおう(Twitterの名義)でクレジットされてるのが好き。アニメの現場がスケジュールやらなんやらで圧迫されてることが多い昨今、ここまでアニメーターの自由度の高いハイリソースな作画回が戦闘シーンが多いわけでもないのびのびした変態ギャグコメアニメで見れるってことは相当贅沢な話であり、幸せなことなのかなと思いました。


2018年のTVアニメ、特にオリジナルのアニメ作品に対して言えることとして、”人間”そのものを描くような作品がヒットする傾向が以前より強く出てきたんじゃないかな?と思いました。原作ありの作品に関してはその限りではありませんが。その最たる例が「宇宙よりも遠い場所」だと思うのですがこのようなジャンルの作品が企画会議を通り世に出てきて、さらに評価される世の中ってのは僕個人の好みに近いというのが大きいですがすごくいい傾向なのではないかなと思ったり。ところで、この作品の人気が爆発したのってインターネット上を見てると11話とか12話のあたりっぽいんですよね。(2話のあたりからもっと注目されてもいいのに!!!と思いますが) ゾンビランドサガも7話のあたりから一気に話題性が増したように、中盤、さらには終盤から一気に注目度が上がるような作りのアニメ作品であっても最終的に人気作品になれるというのはVODサービスなどを通じて誰もが気軽に合法的に最新話まで追いついて視聴できる大配信時代のある種の象徴なのではないのかなと。これは序盤がつまらなくてもいいという意味では決して無いのですが一昔前の作品のように切られたら終わりだから3話くらいまでの掴みこそが一番大事でそこまでの話数に飛び道具的要素を入れなきゃいけないという時代でもなくなったのかなと思いますね。2019年のアニメ作品はどのような作品が出てくるのでしょうか?楽しみですね。

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