話数単位で選ぶ、2013年TVアニメ10選
2013.12.23 Mon
昨年に引き続き2013年に放送されたアニメの中でこれはすごい!というエピソードを10個選ばせていただきました。
ルール
・2013年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
・ジュエルペットハッピネス 第24話 『ヒグマの学校なのです!』
脚本:平見瞠・桜井弘明 絵コンテ:桜井弘明 演出:秦義人 作画監督 鶴田愛・加藤壮

桜井弘明監督となったジュエルペットシリーズ第5作目、桜井弘明監督らしさを象徴する適当な展開(いい意味で)、謎モブキャラクター、ありえないほどのハイテンポ、突然の作中劇...などを始めとした『桜井節』がどの話にも強く取り入れられている。が、特にこの24話は桜井監督が脚本と絵コンテを担当しており最初から最後まで徹底して桜井節が作中に散りばめられている
まずいきなり出てくる変なゲストキャラ、この回のゲストはヒグマのヤンマー、そしてあずさ先生の双子であアリサ先生というキャラなのだがこのキャラがもうわけわからない そして顔芸の豊富さ、全てのカットにコネタがあるのではないかとも言えるレベルで濃厚な画面作りがされている。30分という時間で桜井弘明という人物の作家性のすべてが現れているような話だ。
・プリティーリズム・レインボーライブ 第13話 『心をつなぐ虹のかけ橋』
脚本:坪田文 絵コンテ:青葉譲 演出:小林浩輔 作画監修:伊藤良太

こちらはジュエルペットシリーズと同じく土曜朝にやっているアニメプリティーリズムシリーズの第3作目、こちらは監督、脚本は全2作から継続で過去シリーズのいいところを積極的に取り入れ更に新たな方向へも目指しているまさに「集大成」な作品
第13話は1クール目のラスト話だ。1クール目のラストとして話を一段落…することもなく2クール目、更には3クール目への布石を打つ重要回となっている。
この回のメインはドリーミングセッションという大会のなるvsべるなのだがそれだけで話は終わらない、あんとわかなの関係、コウジとヒロの関係、そしてこの世界における「プリズムライブ」の扱い...様々な話が平行してガンガン進んでいくレインボーライブの楽しさが特にこの話は強く出ていると言えるだろう
・帰宅部活動記録 第9話 『至高の選択・華麗なる合宿・星空イマジネーション・人類最大の発明はクーラー…からのデッド・フリーダム』
脚本:雑破業 絵コンテ:宮崎なぎさ 演出:小野田雄亮 作画監督:洪錫杓・尹靜惠

「ゆるくない系日常ギャグアニメ」をキャッチコピーに制作されたこの作品、話の平均クオリティがとても安定しておりどれか1話を選ぶのは難しかったのだがこの話を。「納期に間に合う」「大人の事情で荻窪でロケ」などのメタネタをたくさん混ぜつつも直球勝負のハードなギャグも混ぜていくことでとても濃い話が出来上がっている。またDパートは水着回、各パートでもキャラクターの可愛さをしっかりと出しており濃厚ギャグを見せつつサービス?もしていく精神が素晴らしいと感じる。
・ファンタジスタドール 第4話 『じめじめしめじ 残念王子の逆襲?』
脚本:柿原優子 絵コンテ・演出:越田知明 作画監督:佐藤浩一・斉藤健吾

夏に放送された伝説?のアニメ ライブ感な楽しさを追求した本作の中でも序盤の中での1番の盛り上がりとなるこの話、話のメインはサブタイの通りしめじと残念王子 「伝説の不採用通知」なる単語を産んだのもこの話、カオスな展開をやりつつ地はしっかりと固まった訳の分からなさはジュエルペットサンシャインでお馴染み柿原優子脚本らしさが出てて楽しい
・アイカツ! -アイドルカツドウ!- 第18話『チョコっとらぶ』
脚本:綾奈ゆにこ 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:のがみかずお 作画監督:末永宏一・高田洋一

バンダイの女児向けアイドルアニメ その中でもギャグ、展開共に完成度の高く高評価な話の多い13年3月までの所謂「月曜アイカツ!」を代表するお話。いきなり脱ぐあおい、女装して女子校へ入るらいち等様々なかわいらしいファンへのサービスもてんこ盛りながらにギャグのキレもよく、綾奈ゆにこ脚本の会話の掛け合いの楽しさも満喫できるお話。あおい×らいちはカップリングとか興味ない自分でもぐっとくる組み合わせですごくいい!
・俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第3話 『(1) がーるず&ぱんちらー (2) 男物でもパンツが見たい?』
脚本:あおしまたかし 絵コンテ・演出:森脇真琴 作画監督:川島尚・國行由里江・松尾真彦

ジュエルペットサンシャインのスタッフによって作られたラノベ原作アニメ。その中でもミルキィホームズ、マイメロディなど様々な迷作を世に出してきた森脇真琴監督コンテ演出回は格が違った。テンポの絶妙さ、ギャグの魅せ方の巧さは流石のベテランと感じた。また、この話のテーマは「パンツを見る」というしょーーもないお話 パンツを見られる=恥ずかしい=赤面ということで赤面する女の子がめっっさかわいかったですこの話
・ワルキューレ ロマンツェ 第7話 『風車の下で―Legendary Knight』
脚本:本田雅也 絵コンテ:吉田泰三 演出:松田清 作画監督:鈴木俊二 山村俊了 津熊健徳

ジョストをテーマにしたちょっとHながらも根は真面目なスポ根ドラマな作品...しかしこの話はとんでもなく壊れていた。バカ、バカとしか言いようがない。風車の中に閉じ込められてひたすら頭悪すぎるバカエロをやるのだけどこれがエロいだけじゃない。この話では風車のまわりで「しゃせい大会」が開かれていてそれゆえに裸で出れない状況となっているお話だがこれをもう1つの意味の方に感じ取らせる脚本は最高に上手で爆笑した、そして写生の絵をオチに持ってくるセンスも最高。
・惡の華 第七回
脚本:伊丹あき 作画統括:川崎逸朗、平川哲生 作画監督:藤原未来夫・宮本佐和子・加藤真人・島沢ノリコ・広尾佳奈子・藤木奈々・室田恵梨・野道佳代・いがりたかし・佐藤浩一・そ~とめこういちろう・北川大輔・長屋誠志郎

2013年最大の問題作アニメ(良くも悪くも)全編ロトスコープという無謀なやり方で制作されたアニメで成功か失敗かで言えば失敗と言われても仕方ない。私は最初このアニメでロトスコープを利用した理由がいまいち分からなかった。しかし7話の後半を見てその圧倒的映像に感動しそこで初めてその理由を理解することが出来た。ひたすら教室を汚していくシーンこのロトスコープが生み出す実写でも一般のアニメーションでも不可能な圧倒的躍動感、長濱監督のやりたかったことがこれに全て現れている、そんな感じのお話でした。
ラブライブ! 第5話 『にこ襲来』
脚本:花田十輝 絵コンテ:京極尚彦 演出:中村里美 作画監督:小林明美・尾崎正幸

スクールアイドルを題材とした京極監督作品。サブタイトルの通りこの話は矢澤にこがμ'sに加入するお話。この話は矢澤というキャラの内面の問題を扱いながらも前回加入したまきりんぱなやことほのうみのの掘り下げも丁寧に行うつまりは現時点でのμ'sキャラ全員に見所を与えている、そんなお話なのだ。また京極先生コンテ、中村さん演出の持ち味を極限まで活かしたテンポ感のいい、そして愛嬌の持てるコメディタッチ演出もすごく楽しかった。
イクシオン サーガ DT 第19話 『OK(Off Key)』
脚本:大和屋暁 絵コンテ:許平康 演出:関野関十 作画監督:徳田夢之介

ネトゲ原作アニメ(笑)のカラオケ回、言い換えればキャラソン披露回でもある。メインキャラ全員のキャラソンが流れるのだが全曲脚本の大和屋氏が作詞をしておりどの曲も歌詞が酷い。もうそれだけで笑えるのだけど話の構成もバカバカしくて楽しい本編内最後まで歌えなかったエレク様は特殊EDでオチ担当になるけどそれがまた笑える。イクシオンサーガDTというアニメのくだらなさ、しょーもなさがにじみ出ててよかったなあ。
ルール
・2013年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
・ジュエルペットハッピネス 第24話 『ヒグマの学校なのです!』
脚本:平見瞠・桜井弘明 絵コンテ:桜井弘明 演出:秦義人 作画監督 鶴田愛・加藤壮

桜井弘明監督となったジュエルペットシリーズ第5作目、桜井弘明監督らしさを象徴する適当な展開(いい意味で)、謎モブキャラクター、ありえないほどのハイテンポ、突然の作中劇...などを始めとした『桜井節』がどの話にも強く取り入れられている。が、特にこの24話は桜井監督が脚本と絵コンテを担当しており最初から最後まで徹底して桜井節が作中に散りばめられている
まずいきなり出てくる変なゲストキャラ、この回のゲストはヒグマのヤンマー、そしてあずさ先生の双子であアリサ先生というキャラなのだがこのキャラがもうわけわからない そして顔芸の豊富さ、全てのカットにコネタがあるのではないかとも言えるレベルで濃厚な画面作りがされている。30分という時間で桜井弘明という人物の作家性のすべてが現れているような話だ。
・プリティーリズム・レインボーライブ 第13話 『心をつなぐ虹のかけ橋』
脚本:坪田文 絵コンテ:青葉譲 演出:小林浩輔 作画監修:伊藤良太

こちらはジュエルペットシリーズと同じく土曜朝にやっているアニメプリティーリズムシリーズの第3作目、こちらは監督、脚本は全2作から継続で過去シリーズのいいところを積極的に取り入れ更に新たな方向へも目指しているまさに「集大成」な作品
第13話は1クール目のラスト話だ。1クール目のラストとして話を一段落…することもなく2クール目、更には3クール目への布石を打つ重要回となっている。
この回のメインはドリーミングセッションという大会のなるvsべるなのだがそれだけで話は終わらない、あんとわかなの関係、コウジとヒロの関係、そしてこの世界における「プリズムライブ」の扱い...様々な話が平行してガンガン進んでいくレインボーライブの楽しさが特にこの話は強く出ていると言えるだろう
・帰宅部活動記録 第9話 『至高の選択・華麗なる合宿・星空イマジネーション・人類最大の発明はクーラー…からのデッド・フリーダム』
脚本:雑破業 絵コンテ:宮崎なぎさ 演出:小野田雄亮 作画監督:洪錫杓・尹靜惠

「ゆるくない系日常ギャグアニメ」をキャッチコピーに制作されたこの作品、話の平均クオリティがとても安定しておりどれか1話を選ぶのは難しかったのだがこの話を。「納期に間に合う」「大人の事情で荻窪でロケ」などのメタネタをたくさん混ぜつつも直球勝負のハードなギャグも混ぜていくことでとても濃い話が出来上がっている。またDパートは水着回、各パートでもキャラクターの可愛さをしっかりと出しており濃厚ギャグを見せつつサービス?もしていく精神が素晴らしいと感じる。
・ファンタジスタドール 第4話 『じめじめしめじ 残念王子の逆襲?』
脚本:柿原優子 絵コンテ・演出:越田知明 作画監督:佐藤浩一・斉藤健吾

夏に放送された伝説?のアニメ ライブ感な楽しさを追求した本作の中でも序盤の中での1番の盛り上がりとなるこの話、話のメインはサブタイの通りしめじと残念王子 「伝説の不採用通知」なる単語を産んだのもこの話、カオスな展開をやりつつ地はしっかりと固まった訳の分からなさはジュエルペットサンシャインでお馴染み柿原優子脚本らしさが出てて楽しい
・アイカツ! -アイドルカツドウ!- 第18話『チョコっとらぶ』
脚本:綾奈ゆにこ 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:のがみかずお 作画監督:末永宏一・高田洋一

バンダイの女児向けアイドルアニメ その中でもギャグ、展開共に完成度の高く高評価な話の多い13年3月までの所謂「月曜アイカツ!」を代表するお話。いきなり脱ぐあおい、女装して女子校へ入るらいち等様々なかわいらしいファンへのサービスもてんこ盛りながらにギャグのキレもよく、綾奈ゆにこ脚本の会話の掛け合いの楽しさも満喫できるお話。あおい×らいちはカップリングとか興味ない自分でもぐっとくる組み合わせですごくいい!
・俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第3話 『(1) がーるず&ぱんちらー (2) 男物でもパンツが見たい?』
脚本:あおしまたかし 絵コンテ・演出:森脇真琴 作画監督:川島尚・國行由里江・松尾真彦

ジュエルペットサンシャインのスタッフによって作られたラノベ原作アニメ。その中でもミルキィホームズ、マイメロディなど様々な迷作を世に出してきた森脇真琴監督コンテ演出回は格が違った。テンポの絶妙さ、ギャグの魅せ方の巧さは流石のベテランと感じた。また、この話のテーマは「パンツを見る」というしょーーもないお話 パンツを見られる=恥ずかしい=赤面ということで赤面する女の子がめっっさかわいかったですこの話
・ワルキューレ ロマンツェ 第7話 『風車の下で―Legendary Knight』
脚本:本田雅也 絵コンテ:吉田泰三 演出:松田清 作画監督:鈴木俊二 山村俊了 津熊健徳

ジョストをテーマにしたちょっとHながらも根は真面目なスポ根ドラマな作品...しかしこの話はとんでもなく壊れていた。バカ、バカとしか言いようがない。風車の中に閉じ込められてひたすら頭悪すぎるバカエロをやるのだけどこれがエロいだけじゃない。この話では風車のまわりで「しゃせい大会」が開かれていてそれゆえに裸で出れない状況となっているお話だがこれをもう1つの意味の方に感じ取らせる脚本は最高に上手で爆笑した、そして写生の絵をオチに持ってくるセンスも最高。
・惡の華 第七回
脚本:伊丹あき 作画統括:川崎逸朗、平川哲生 作画監督:藤原未来夫・宮本佐和子・加藤真人・島沢ノリコ・広尾佳奈子・藤木奈々・室田恵梨・野道佳代・いがりたかし・佐藤浩一・そ~とめこういちろう・北川大輔・長屋誠志郎

2013年最大の問題作アニメ(良くも悪くも)全編ロトスコープという無謀なやり方で制作されたアニメで成功か失敗かで言えば失敗と言われても仕方ない。私は最初このアニメでロトスコープを利用した理由がいまいち分からなかった。しかし7話の後半を見てその圧倒的映像に感動しそこで初めてその理由を理解することが出来た。ひたすら教室を汚していくシーンこのロトスコープが生み出す実写でも一般のアニメーションでも不可能な圧倒的躍動感、長濱監督のやりたかったことがこれに全て現れている、そんな感じのお話でした。
ラブライブ! 第5話 『にこ襲来』
脚本:花田十輝 絵コンテ:京極尚彦 演出:中村里美 作画監督:小林明美・尾崎正幸

スクールアイドルを題材とした京極監督作品。サブタイトルの通りこの話は矢澤にこがμ'sに加入するお話。この話は矢澤というキャラの内面の問題を扱いながらも前回加入したまきりんぱなやことほのうみのの掘り下げも丁寧に行うつまりは現時点でのμ'sキャラ全員に見所を与えている、そんなお話なのだ。また京極先生コンテ、中村さん演出の持ち味を極限まで活かしたテンポ感のいい、そして愛嬌の持てるコメディタッチ演出もすごく楽しかった。
イクシオン サーガ DT 第19話 『OK(Off Key)』
脚本:大和屋暁 絵コンテ:許平康 演出:関野関十 作画監督:徳田夢之介

ネトゲ原作アニメ(笑)のカラオケ回、言い換えればキャラソン披露回でもある。メインキャラ全員のキャラソンが流れるのだが全曲脚本の大和屋氏が作詞をしておりどの曲も歌詞が酷い。もうそれだけで笑えるのだけど話の構成もバカバカしくて楽しい本編内最後まで歌えなかったエレク様は特殊EDでオチ担当になるけどそれがまた笑える。イクシオンサーガDTというアニメのくだらなさ、しょーもなさがにじみ出ててよかったなあ。
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